ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


by mosaiquedodeca
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

2010年 06月 29日 ( 1 )

 「透明な感じ・・・木、林・・その中に水が流れている感じかなあ・・・」 ガラスモザイクが設置されるキッチンに案内してくれた阿保さんが言った言葉です。
大工の阿保昭則さんの事務所と作業場が我が家の近くに引っ越して来て、事務所のキッチンとトイレの壁にガラスモザイクを頼まれている事は前に書きました。そこで、建築中の事務所に伺って中を見せてもらった時のことです。

 やはり、耕木杜の事務所ですから木がメインテーマになります。しかしだからといって木をモチーフにデザインすれば良いという訳でもない様です。阿保さんは “透明な水” のイメージを思い描いているようです。 「あっ、いけないね。あんまり色んな事を言うと余計な先入観を与えてしまうね。 とにかく小黒さんにまかせるよ」と気を遣ってくれる発言もありました。しかし、私としては阿保さんがどんなイメージを抱いているかは結構重要です。
 それまで、木の緑色がイメージの中心にありました。それに、木が木材になった時の茶系の色を少し配置して・・・全体では “モスグリーン”。 ビリジャンのような彩度の高い緑では無く、少しくすんだ暖かい感じの緑のイメージでした。
 「透明」、「水が流れる」、この2つのキーワードで少し色彩の計画が変わりました。おそらく阿保さんは「木」そのものだけでなく、木を育てる「水」と「空気」そして「光」をイメージしているのでは無いかと思いました。そして、それらを介して、木も含めたすべての命が循環して、バランスがとれているニュートラルな状態。つまりそれが「透明」なイメージなのでは無いか? と、勝手に解釈したのです。その分析はともかく、色彩的にはモスグリーンから、少し水色っぽく軌道修正することにしました。メインテーマも「木」から「水と木」に変更です。頭のスッキリするようなさわやかな空間が思い浮かびました。

b0143231_744139.jpg
     下絵です。白から淡い青緑色へのグラデーション

b0143231_754129.jpg
   ガラスをカットして並べて模様を作ったものに紙貼りをしたところ

b0143231_7625100.jpg
    こういった模様の違ったパーツを100枚くらい作ります。



今の所こんな感じで制作が進んでいます。続きは後日。
[PR]
by mosaiquedodeca | 2010-06-29 07:09 | 阿保さんと耕木杜