星形の秘密:葉っぱの生え方1
2008年 09月 05日
今日は、葉っぱが五角形を描く植物を少し詳しく観察してみます。
私が真上から見ることが出来る草花というのは限られています。身長160cmの人間の見下ろすことの出来る植物はあんまり背丈が高くありません。タンポポとかよもぎとか、そういった背の低いものか、あるいは、背丈が高くなるものでもまだそんなに伸びていないものです。前にひまわりの苗をもらって来て植えた話をしましたが、そのひまわりは地面から10〜20cm位の背丈の時で、その時は双葉(注1)でした。双葉の時は当然真上から見た葉っぱの示す形は一文字です。しかしその後、ひまわりの葉っぱはいつしか五角形になるような生え方をします。この五角形がどのように成立するのかということが今日の話のテーマです。五角形を形作っている五枚の葉っぱはどういう順番で生えてくるのか?それを観察しました。下の写真の草をご覧ください(何と言う草か名前は知りません)。葉っぱが生えた順番に番号を付けました。
では次に別の植物を見てみます。
注1 双葉というのは、芽が出て最初に茎(or幹)の先端に左右に生えた2枚の葉っぱのことです。人間にたとえて、成人後に何か偉業を成し遂げた人の幼少時の非凡な才能の兆しなどを振り返って「栴檀(センダン=白檀:扇子などを作るのに使う香木)は双葉より芳し」などと言います。最初に出て来た葉っぱのことが転じて、この時期(幼少時)のことも双葉と言いますが、この言葉があるということはどんな植物でも最初は必ず2枚の葉っぱが一緒に(1枚ずつではなく)出て来るのでしょうか?……。
by mosaiquedodeca
| 2008-09-05 16:48
| 植物のかたち