ネームプレート講座
2017年 08月 05日
ちょっと前の話になりますが、6月に生協(家内が会員になっている)の主催でガラスモザイクの講座をやりました。ネームプレートを作る講座です。10人以上の方が集まって下さいました。
製作用の枠の中に色ガラスタイルを割って、縁取りのデザインと文字、スペースがあれば何かの絵を描きます。タイルを真っ直ぐに割る、丸い形を作るなど、タイルチッパー(ガラスを割る専用のペンチ状の道具)の使い方にはコツがあって中々難しいですが、皆さん結構上手に作られていました。レベルの高い作品が出来ました。
ガラスチップを並べ終えたものの表面を幅広のテープを貼って固定します。その、作品が貼付いたテープを枠から外し、ガラスの裏に接着剤を付けて磁器タイルあるいはボードに貼付けます。接着剤が固まったらテープを剥がし、隙間に目地セメントを詰めて出来上がります。
貼付けと目地入れはなかなか難しく、失敗すると取り返しがつかなくなるので私が(アトリエに持ち帰ってから)やります。
工房で磁器タイルに貼付けたところ
文字の線の末端をすべて太くして力強い印象にしています 薔薇の絵も傑作です、特に左右の大きさを変えて右端に思い切り大きな葉っぱを持ってきたところなど素晴らしいです 空間感が生まれました 作品全体に絵心を感じますね
細かい破片で出来た文字はまるで落葉を集めて作ったようです:或る現代美術作家の作品を思い出します(※) 大きく空いた3カ所のスペースには花と葉っぱを配しました “田” の字の真ん中の十字は4弁の花に置き換えています 偶然に出来たように見える文字には楽しんで作られた様子が浮かびます
次は平仮名の文字の作品です。
そして漢字の作品。
最後は文字の無いネームプレートです。
※ アンディ・ゴールズワージーという作家を思い出しました。自然の石や樹の枝や葉っぱ、笹、氷(氷柱〈つらら〉や水面に張った板状氷など自然に出来たもの)などを集めて人工的な形を作って作品にしています。興味のある方は「アンディ・ゴールズワージー」で検索してみて下さい、面白い作品が沢山みられますよ。
by mosaiquedodeca
| 2017-08-05 20:07
| 体験教室・こどもの国他