ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


by mosaiquedodeca
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カニの足は動いてる?

ガラスモザイク教室のK・Sさんが「日本の意匠」という本の中から刀の鍔のデザインを元に蟹をシルエットで作っています。教室の時間だけでは飽き足らず、時々宿題として持ち帰り自宅で作業を進めておられるのですが、今回持って来られた宿題を見たら、ちょっと問題が……。カニそのものは良く出来たのですが、その回りの作り方があまりよくありませんでした。
モザイクの基本は地と図の両方の形を同じ位の大きさのピースで縁取りをすることなのです。この場合カニ本体(図)の方は良いのですが、背景(地)の白い部分が縁取りされていなかったのです。胴体の部分の回りは縁取ってあったのですが足の回りは適当に色んな形のピースで埋めてあっただけでした。そこでやり直すようにアドバイスしました。
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写真は直している途中です。この段階で見ると、縁取りの意味がとても分かり易いです。どうして縁取らなければならないのかがわかる事例に成りましたのでご確認ください。
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縁取りをし直した右足(写真・上)の方は足が自由に動きそうに見えますが、まだ直していない左足(写真・下)は白い石の間に挟まって身動き出来ないように見えます。
つまり、こういう事です。右足の背景の中の白い縁取りは同じ大きさのピースが並べてあるため足を取り囲む線に見えるのです。その線は足が動くと一緒にくっ付いて動くように感じます。ではこの白い線はその回りの白い石に埋まって身動きが出来ないかというと、そうは見えません。何故なら、白い縁取り自体はその回りの白い部分と同じ色なので、同化して溶け込んでいるので挟まっているとは感じないのです。左足とは違うのです。
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こちらは全部直し終わったところです。なんだかカニが動き回っているように見えます。死んだカニが生き還りました。
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# by mosaiquedodeca | 2008-06-11 11:41 | ガラスモザイク教室 | Comments(0)

綿毛

モザイクと云えば、石やガラスの小さなかけらを集めて並べ、模様を作ったり絵を描いたり…ですが、一個一個の石やガラスはそれだけでは、奇麗だとか、渋い色合いだとかはありますが、特別な意味合いを持つものではありません。それらは、となり同士の関係(色や形)とか、どんな並び方をしているかによって意味が生まれます。同じ形同じ色のかけらが同じ間隔で並んでいれば線が出来、その線が規則的に並んだり繋がったりすると模様が出来たり絵が出来たりします。
いつもガラスモザイクで模様や絵を作っていると色んなモノの形が気になってしまいます。たとえば犬の散歩の途中で見掛ける花や草の形を眺めている内に、変な事に気が付いてしまったりします。
今日は犬をそこらへんに勝手に遊ばせて、自分はタンポポのように綿毛のある植物を観察しました。綿毛をつまんで、毛をまとめて抜いてみたら、なんと指の間につままれた綿毛の根元がキレイに並んでなにやら渦巻のような模様が見えるではありませんか。一個一個の綿毛は種をかかえて風に飛ばされ、それぞれ別の場所に着床してまた新しい命となって花開く役割を持っているのでしょうが、ここではなにやら意味ありげな並び方をしています。早速家に持ち帰って写真にしましたので見て下さい。
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 実は、この綿毛の渦巻模様にはすごい秘密があるのですが、それはまた別の機会に。
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# by mosaiquedodeca | 2008-06-10 08:34 | 植物のかたち | Comments(0)
昨日、第2日曜日はモザイクハウスで開いているガラスモザイク教室の日でした。この教室は昨年の7月から始めて、もうそろそろ1年になろうとしています。最初は皆さん、ガラスの切り方、並べ方などなんにも知らなくて、バラバラの作品を作っていらっしゃいましたが、半年経った位からそれぞれ非常に個性的な作品を作られるようになりました。面白い作品がどんどん出来ています………………
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08/6/8
今日は、Tさんがフランスの田舎の風景を完成させて、いよいよ紙貼りです。
先ず、糊を作ります。これは小麦粉を水溶きして沸騰させただけのものです。(注)
この糊を画面の大きさに切った障子紙にどろどろになるくらいたっぷり塗ります。そしてゆっくり慎重に端の方から貼付けてゆきます。この時、紙が斜めになってしまったとしても、決して紙を持ち上げてやり直そうとしてはいけません。折角並べたモザイクが紙にくっ付いて持ち上がってしまって再び降ろした時には、位置がずれてぐちゃぐちゃになってしまいます。ですから、紙が斜めになってもそのまま全部貼付けます。端っこの方に紙が足りなくなったらもう1枚上に貼付ければ良いです。b0143231_11545192.jpgb0143231_1155583.jpgb0143231_11551842.jpgb0143231_11553247.jpg


















今回 Tさんは、うまくいったようです。後はまんべんなく指で押さえつけて紙が浮いているところを無くします。厚みが薄いガラスは沈んでいて紙が貼り付かないので注意深くやる必要があります。b0143231_11554810.jpgb0143231_1156244.jpg









今日は紙貼りをやりましたが、この後の段取りを簡単に説明しておきます。
1、紙が乾燥したら回りをカッターで切り離し、紙と一緒に台からモザイクを剥がす。
2、用意した基底材(この工房では主に合板を使います)に接着剤で貼付ける。
3、接着剤が固まったら霧吹きか刷毛で表面に水を付けて糊を溶かし紙を剥がしとる。
4、目地を入れる。
5、額奘する。
これらの行程は、その都度またご紹介してゆきます。

7月にこの教室の生徒さんと私の作品の展覧会をやります。詳しいことは、DMの原稿が出来たくらいの頃にまたお知らせ致します。

注 
小麦粉の糊は乾燥すると非常に強いのに水に濡らすとあっという間に溶けてしまい紙が剥がれ易いという優れものです。但し、糊の丁度良い濃さというのは中々難しく何度か失敗しないとその加減はわかりません。薄すぎると空気中の湿気だけで剥がれてしまったり(特にこの季節は)、強すぎると濡らしても中々紙が剥がれないばかりか、次の行程のタイルの隙間を埋める目地詰めの段階でとても厄介なことが起こります。紙を剥がした後に残ってしまった糊と目地材(タイロンとかイナメジとか)が混ざってガラスタイルの表面にこびり付いて取れなくなって作品を汚くしてしまいます。
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# by mosaiquedodeca | 2008-06-09 11:34 | ガラスモザイク教室 | Comments(0)

ガラスモザイクハウス

はじめまして、ガラスモザイクハウスに住むオグロです。今日からブログを始めました。「ガラスモザイクハウス」とは、1995年に建てた自宅を、勝手に自分で名付けた呼び名です。
家を建てた時は、外壁に家の中心線に沿って帯状にガラスモザイクの装飾を付けたのと、お風呂のガラスモザイク(天井以外、浴槽も含めて全部ガラスモザイクを貼付けました)だけでした。その後、少しずつ色んな場所に、施して現在に至ってます。しかし、完成したと云う訳ではなく、まだ今後も手を加え続けていく予定です。この家については、今後も少しずつ紹介して行きます。
ガラスモザイクに関する色んなことを思いついた時に綴って行きますので、よかったらどうぞお読み下さい。とりあえず今日はガラスモザイクハウスの写真を掲載しておきます。よろしくお願いします。
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# by mosaiquedodeca | 2008-06-07 21:15 | Comments(7)