ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


by mosaiquedodeca
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ユーキちゃん4日目

 ユーキちゃんが来てから4日目です。昨夜も私のベッドの足下で寝ました。明け方(4時頃)目が覚めると “ンガガガガー ンガガガーッ” と大きないびき声。そうです、ユーキです。確か、昨日はいびきはかかなかったように思います。ようやくリラックス出来たのでしょうか?

 夜が明けて明るくなるのを待って散歩に行きました。昨日は直ぐに帰りたがったユーキですが、今朝はウンチを済ませた後もリードを引っ張って新しい地域を探索しました。私にも少し懐いたみたいでリードを引く力が強くなってきました。ちょっとした事ですが、我を出せるようになってきたのは信頼関係が築かれつつあるのかと思い嬉しくなってきます。

 ユーキちゃんは明らかに私より家内に懐いています。家に来てから彼女にベッタリなのです。彼女の後ろをずっと追いて行きます。2階に上がれば階段を駆け上がるし、降りれば速攻降りてくる。家にくる前は海ママさんにそうだったみたいです。家内はそんなユーキちゃんが可愛いくて仕方ないようで、昨夜も思いっきり可愛がっていました。可愛がっているとクーちゃんを思い出すみたいで、ちょっと涙ぐんだりしています。

 クーちゃんが亡くなってから、色んな人に「お母さん大丈夫?」って聞かれました。家内のことを心配して呉れる人が沢山いるのです。心配して呉れる人はクーちゃんが、まだ亡くなる前からもいらっしゃいました。具合が悪くなって助からないことを知った、彼女の教室の生徒のある方からは「先生、クーちゃんが死んだら独りになっちゃうね。寂しくなっちゃうね」って言われたそうです。独りって・・・私もいるんだけど、勘定に入ってないみたいです(私とも何度も会っている方なんですけどね)。 そして「もう一匹飼っといた方が良いよ」とアドバイスしてくれる人もいました。周りの皆さんは家内がペットロス症候群に陥ると思っていたようです。ユーキちゃんを可愛がって幸せそうにしている姿を見ると、やっぱりペットロスだったのかなあと思います。

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今日は天気が良いので外の空き地に連れ出しました  庭用のロープに繋いで日向ボッコです

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     ねえちょっと! 一緒に来てる? 独りにしないでよ

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     外では少し緊張気味  頭を撫でられてちょっと安心

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     耳を後ろに引っ張られてすっきり顔

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     ・・・

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     何やら険しい顔で振り向き   なかなかかっこいい

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お母さん出かけちゃったし、お父さんといてもつまんないから体の手入れしようっと  足をぺろぺろ ぺろぺろ ぺろぺろ


 海ママさんのブログからこちらに飛んで下さる方が沢山いらっしゃるようです。特にその方達がご心配されるといけないと思って一言書かせていただきます。

 お見合いに行く前に海ママさんから「当会はノーリード禁止なのですがご了承いただけますか?」というメールを頂きました。実は自己紹介がてらに、このブログのカテゴリーの一つ、「猛猫プータと愛犬クーコの話」を読んでみて下さいと書いたのですが、改めて自分で見てみて、何を心配されたのか納得がいきました。クーちゃんの写真のほとんどがリードを離して走り回っているような姿で、記事も鹿を追いかけ回した話とかがあって、リードを付けないで飼っていたように思われても仕方ないと思いました。長野県の標高1.000メートル位の山の中では野原や林、車の入れない所がいっぱいありました。おまけにクーコは極端な臆病者で、私たちの姿が見えないような所には行かれない犬でした。ですから野原や山の中ではリードを外して走り回らせたりしていました。しかしそれ以外では常にリードを付けていました。特に車の事はあんまり分かっていなかったので、近所の散歩ではリードを外すなど怖くてできませんでした。勿論ユーキちゃんは野原でも何処ででも決してリードを外すような事はしませんので、もしご心配下さる方がいらしたとしたら、どうかご安心下さるようお願いいたします。
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# by mosaiquedodeca | 2015-12-07 21:21 | 猛描プータと愛犬クーコの話 | Comments(0)
 ユーキちゃんは一昨日海ママが帰った後、とても心細かったようで落ち着きがありませんでした。夜寝るときは私のベッドの脇に布団を敷いてあげましたが(クーコが寝ていた場所です)、そこには寝ようとしませんでした。隣のアトリエに行ったり階段を下りようとしたりしていました。しかし我々が寝て(振りをして)静かになったら、あきらめて寝るだろうと思いました。柔らかい布団はそこにしかないからです。ところが電気も消して暗くなって暫くしたら、どさっと足下に重みが。そうでした、そこがあったのです。基本的に、ソファーとベッドの上は禁止にしよう・・と話し合っていたのですが、 “まっ、いっか” と思いました。足の上の重みも心地よいし、クーコだけじゃ無くてプータまで戻ってきたような気もして(プータは冬になると掛け布団の上に乗ってきて足の間で寝ていました。そこはまるで行火でも置いたみたいに暖かかったです。火の玉みたいなヤツでした:色んな意味で)、何だか嬉しくなってしまったのです。

 2日目の朝、私は仕事で朝早くに出かけました。ユーキちゃんが外に出たがったので、オシッコだけはさせて後は家内に託しました。この日は家内の絵画教室があるので、彼女が一緒に連れていきました。教室の皆さん大喜びだったそうです。「車の中で待たして、しょっちゅう見に行ってあげたら良いよ」って言っていたのですが、皆さんから「そんなの駄目!教室に入れてあげなさい」と言われたそうです。皆さん犬好きで、しかも家内より人生経験豊富な方達(つまり年上)なので、先生なのに命令されたのです。ともあれユーキちゃんは安心できました。

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 今日は私のガラスモザイク教室が自宅でありました。教室の前に、初めて私と二人きりでの散歩をしました。

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 とてもお利口に散歩が出来ました。クーコは自分の行きたい所、コースは絶対に譲らなかったですが、ユーキちゃんはこちらの意を汲もうとします。ウンチをした後は帰りたい様子でしたが、私が「もうちょっと行こうよ」って引いたらそちらの方に歩き始めます。暫く歩いて帰路についたら嬉しそうでした。家に入る時も一直線です。なんだかんだ言ってもまだ不安でいっぱいなのでしょう。私に逆らおうとしないのは、大人なのかも知れませんが、逆に言うとまだ打ち解けていないのかも知れません。(子犬のように)我が儘になれないのは遠慮しているのかしら? それとも、元々そういう “いい子” の性格なのでしょうか。

 ガラスモザイク教室の生徒さん達にもご挨拶を済ませました。家内が「間違ってクーちゃんと呼んじゃうんですよ」って言うと、「それでいいんだよ、同じ名前をつける人もいるよ。2代目クーコだね」って言ってくれる人がいて、ほっとしたみたいです。家内は、呼び間違えると何だかユーキに悪いような気がしていたのです。私たちもまだまだ慣れない3日目でした。

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    家内にべったりのユーキちゃん

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     家内が離れると目で追いかけます

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# by mosaiquedodeca | 2015-12-06 22:21 | 猛描プータと愛犬クーコの話 | Comments(0)

新しい家族

 我が家に家族がひとり増えます。優華ちゃんです。我が家での名前はユーキとなります。漢字だと「友生」です。友(共)に生きる新しい家族です。

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 実はクーコ(空子)は、私たち夫婦と16年間一緒に暮らしましたが、今年の8月3日に天国に行きました。病気でした。そのことについてはいずれお話しようと思います。病気の苦しさは除いてやれませんでしたが、寂しい思いだけは最後までさせませんでした。そういう意味では幸せなまま送ってやることが出来たと思います。

 さて、ユーキちゃんですが、どういう経緯で家に来るのかというと、里親募集サイトに応募したからです。私たちはクーちゃんが亡くなって暫くは思い出に浸っていました。しかし、一ヶ月位経った頃から家内が犬猫の里親募集のサイトを見始めました。最初はただ見ているだけでしたが、やはり、可愛い子がいれば気になります。そのうち、家で飼えそうな子を探すようになりました。私は半年から一年くらい間を置いてから考えたいと思っていたので、あんまり見ませんでした。ところがある時、「ねえねえ、これ見て!」と興奮して、見るように促されました。クーコに似ている犬がいると言うのです。見てみると、確かに似ていました。それが優華ちゃんだったのです。

 私は家内に “今度犬を飼うとしたらクーコとは全く似ていない犬がいいんじゃないか” と言っていました。親ばか丸出しですが、クーコほど可愛いい犬は世の中に存在しないと思っていました。だから、まったく違う感じ(種類?分野)の犬、比較出来ないくらい離れた個性の犬が良いと思っていました。大体私は、犬どころか、「猫はプータ、犬はクーコで充分、次に飼うとしたらどんな動物だろう?無理だけど牛(丑年が明けました)がいいな」なんて言っていたくらいです。

 さて、元々プータもクーコも私たちが何かアクションを起こして我が家に来たのではありません。プータは自分で我が家を選んで来たし(モザイクハウスの猫プータ:その2)、クーコは瀕死の状態で家の裏に居たのを保護しました(ちんちくりんな犬)。私たちにとっては2匹共、神様からの贈り物みたいなもので、私は “望んでいればまた神様が縁を下さるに違いない” なんてのんきに考えていました。が、家内は違ったようです。よく聞くペットロス症候群とはどんなものか分かりませんが、若干そうだったのかも知れません。

 保健所から犬猫を預かって、飼いながら(預かりながら)里親を探すというボランティアをなさっている方がいらっしゃいます。そういう方はブログを立ち上げ毎日のようにその様子をアップして、里親を探していらっしゃいます。家内はそういうブログのひとつ(海ママのドタバタ預かり日記
)から優華ちゃんを見つけました。以後毎日楽しみに見ていました。つられて私も見る事が習慣になりました。

 優華ちゃんは妊娠した状態で捨てられて(おそらく)、ひとりで出産し、必死で子どもを守っていたらしいです。子連れで保健所に保護されたのを海ママさんが引き取ったということです。子犬の方は殆ど貰い手がついたそうですが、優華ちゃんは残っていました。ブログを遡ると半年くらい前から登場していますが、中々縁を掴めないようでした。

 私たちは(自分たちの)年齢を考えると、子犬を育てるにはちょっと不安がありました。最長を考えて、20年間面倒を見切れるか? また、子犬の場合どこ迄大きくなるか育ってみないと分かりません。もし15キロ以上になったら体力的に無理になります。優華ちゃんはそういった条件にぴったり適っていました。しかし、何より私が応募しようと決めたのは、優華ちゃんの表情が苦労人のそれだったからです。人に飼われていた犬が妊娠したまま野良となって、ひとりで子どもを産み必死に守ろうとしている状況を想像し、そんな経験をした優華が愛しくなりました。この子に貰い手が無いのなら是非自分家に、「ようこそ我が家へ!」と迎えてやりたいと思いました。しっかり者の優華ちゃんを可愛がって、甘えさせてやりたいと思いました。不思議な事に、毎日見ていたら、体の模様、体格こそクーちゃんに似ているけれど、まったく別の犬に見え始めました。クーちゃんはクーちゃんで一生忘れる事は無いけれど、優華ちゃんにその面影を重ねるようなことは無くなりました。

 一週間程前、私たちはお見合いをしました。海ママさん家に伺ったのです。玄関を入ると何匹も犬が寄ってきて大歓迎を受けました。中でも優華ちゃんは熱烈歓迎してくれました。2時間程おじゃましましたが、その間懐いて貰おうといろいろ構ってあげました。優華は私の所に来たり、家内の所に行ったり、海ママさんの所に戻ったり、そしてまた私の所に来たり、あっちこっちで可愛がって貰えるので行ったり来たりしていました。

 そして、私が顎と背中をやさしく撫でてあげていた時です。暫くの間優華ちゃんはまったりして、私に身をまかせていました。その時思わぬ光景を見ました。ふと見ると、海ママさんが涙ぐんでいるではありませんか。もう一人、立ち会って下さったぷーままさん(ぷーさんと保護っ子)も泣いています。今迄のことを思うと感極まったのだそうです。びっくりしましたが、話を聞いて納得しました。保健所の檻の中で、痩せて汚れて、ダニにビッチリ食いつかれて居た時から見ている訳ですから、感慨もひと塩なのでしょう。子供達を抱えて必死に守っている健気な優華ちゃんを知っている訳ですからね。実は既に、里親に応募した時の私たちのアンケートに書いた内容を読んだ時、泣いたのだそうです。 “とうとう優華ちゃんにピッタリの貰い手が現れた” と思っただけで涙がでてしまったらしいです。なんという心の持ち主なのでしょう。この涙は彼女達にしか流せないない涙なのですね。そのような思いをいっぱい抱えてこのボランティアを続けていらっしゃるのです。頭が下がります。優華ちゃん改め「ユーキちゃん」を、クーちゃんと同じように、いっぱい可愛がってやろうと改めて思いました。


 そしてとうとう一週間が過ぎ、今日ユーキちゃんが来ました。これから1ヶ月のトライアル期間となります。子犬は2週間、成犬は1ヶ月間問題なく過ごせば正式に家族になります。海ママさんとぷーままさんが連れてきて下さいました。3時間程、予防接種の事を伺ったり、契約書を書いたり、ユーキの様々な事を聞いたり、プータとクーコの写真集を見てもらったり、楽しく談笑しました。そしていよいよ一番心配な瞬間です。海ママさん達のお帰りの時となりました。「見送りには出ないでください」と言われ、サッと玄関を出て行かれました。ユーキは付いて行こうとしましたが、リードを持って制しました。扉の方をを見て3回「く〜、く〜、く〜」と切なげに鳴きました。気を紛らわせようとカリカリを2粒食べさせようとしましたが、目もくれません。その後もしばらく落ち着きませんでした。試練の時ですね。しかし、これをなんとか乗り切って貰わねばなりません。ずっと体に触っていてあげました。今も右手でキーボードを打ち乍ら左手はずっとユーキちゃんの背中です。時々手を離れて窓の方に行って外を見ます。海ママを捜しているのでしょうか・・・

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            この顔はクーコにそっくりです

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この頭と背中の体毛もクーコにそっくりです。写真だけ見るとクーコが帰ってきてくれたみたいです。

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新しい居場所を見つけたようです。目を閉じて眠っています。リラックスしている様子ですが、この時は海ママさんが帰る前でした。
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# by mosaiquedodeca | 2015-12-04 16:18 | 猛描プータと愛犬クーコの話 | Comments(0)

モザイク絵画

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 2〜3年前あたりからガラスモザイクで “絵画” を描くことをやっています。
以前からそれをホームページに掲載したいと思っていたのですが、なかなか出来ませんでした。ようやくUPしましたのでご覧になって下さい。(上の写真はその一部を抜粋しました)アトリエドデカのHP:モザイク絵画

                —雑感—

 油絵のように自在に色を作れたり、筆で細かく描いたり出来ないというのがモザイクの良いところです。油絵具を使えば、見えたものをそっくりに画面に再現することは簡単ではありませんが、充分可能です。自分で言うのも何だけど、私も結構出来ると思います。しかし見えたものをリアルに描くと言っても、17世紀のオランダやスペインのリアリズム絵画(スルバラン等の)などは素晴らしいと思いますが、近年のリアリズム絵画と呼ばれるものに心を動かされることは殆どありません(※)。いわゆる写真的なリアリズムには興味がないのです。それは、“絵画” としての空間が画面に表されていなければ“リアリズム”とは思わないからです。では、絵画の“リアリズム”とは何であるか?・・・を話し始めると長くなるので 《色んな絵画の例を持ち出さなくてはならないし、視覚の原理(脳が空間や物をどのように認識するのか)も説明しなければならなくなるので》 やめます。

 私はちょっと小器用なところがあって、自在に扱える材料を使うと、どうも絵やデッサンがチマチマしてしまってどんどんつまらないものが出来ていくのです。家内からは「せこい絵だ」なんて言われてしまいます。中途半端な写実絵画になってしまうので自分でも嫌気が差すのです。若いうちからそうで、20代後半あたりから写実的な絵はあんまり描かなくなり、壁画あるいは壁画規模の絵を主に描くようになりました。考え方も変わり、「絵画は “構成された四角いオブジェ” である」なんてことを言っていました。もう少し正確に言うと “3次元空間のイリュージョンを構成した四角いオブジェ” なのですが当時は乱暴にそう言っていました。

 壁画を教わったのはパリの国立高等装飾美術学校にいた時で、フランスのアカデミー会員のジャック・デピエール教授からでした。25歳でした。壁画技法で好きになったのはフレスコ画とガラスモザイクでした。フレスコは石灰と砂のモルタルが生乾きの内に描き上げなければならず(後で加筆出来ない)一日に描く面積が限られるので、大きな画面は分割して描くことになります。従ってしっかり下絵を準備してからでないと始められません。ガラスモザイクの壁画は言わずもがなです。壁画をやる様になってからは下絵を準備する事の比重が実際に描く行為よりも大きくなっていきました。油絵でもそうでしたが、一層です。

 描くという行為には官能的な喜びがありますが、画想を練る時は創造する喜びがあります。出来上がりを想像しながら下絵を描くのは、少年時代空想癖のあった私にとってはとても楽しい仕事です。それこそが一番重要な部分と言えるでしょう。私は下絵のすべてを保管しています。小さい落書きのようなものもです。そこには、出来上がった作品よりもより鮮明に、脳の中で何が行われていたかが見えるからです。

 “3次元空間のイリュージョンを構成した四角いオブジェ” を生み出す為の下絵は紙と鉛筆と暇があればどんな時でも出来ます。紙と鉛筆が無ければ頭の中だけでもアイデア自体は作れます。最近は下絵が溜っていて制作に手が回らない状態です。制作はある程度まとまった時間が必要だという気持ちがあって(実際はそんなことないのですが)、中々手が付けられないのです。

 しかし、そろそろ制作したいという気持ちがいっぱいになって来たので、とりとめの無いこの文章を切り上げて、今からアトリエに行こうと思います。制作には目と手の細かい神経を使って脳みそをフルに使います。それは実に官能的な仕事なのです。さあ〜官能にひたるぞ〜。


※ 近年のリアリズム絵画の一部は作者の官能的な喜びは感じますが、芸術の本来の価値である創造性があまり感じられないからです。
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# by mosaiquedodeca | 2015-11-20 15:42 | ガラスモザイクの制作 | Comments(0)

苺の表札

 学生時代からの古い友人から、息子さんが家を建てたので表札をプレゼントしたいから作って欲しいと依頼がありました。以前、彼女(女性です)の家にもガラスモザイクを頼まれて作ったことがあります。それは表札ではなく門や玄関扉の脇に葡萄やオリーブをモチーフにした装飾でした。今回は表札なので文字が入ります。
 どんな書体にしたら良いか迷いました。お嫁さんが苺が好きだということで周りは苺の実と葉っぱをあしらって・・・というところ迄は決まりましたが、どんな書体が良いかは中々決まりませんでした。そこでパソコンの中のフォントリストから捜しました。若いご夫婦なので重厚な感じのものより、少し楽しそうな文字をリストアップしたのが下のものです。
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 この中から最終的に選んだのが下から4番目の書体です。

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 この書体に立体的な解釈を加えて作りました。一本のリボンをひねったり、途中で折り曲げたりして作られているようにしました。リボンの裏と表で色を変えてそれが分かるようにしました。赤と緑を選びましたが、それは苺の実と葉っぱの色とコーディネートさせる為です。
 途中迄出来たところで写真を撮り、葉書にして送りました。デザインは全くのお任せにして呉れて、下絵も作らなくて良いと言われていました。しかし、ちょっと心配だったので、途中で一回見てもらおうと思ったのです。

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      この途中経過の写真を送りました

 すると直ぐに電話がかかってきました。少し焦った感じの声で「まだ間に合うよね? 大丈夫だよね?」。どうしたのかと思ったら、実は「KAMETA」ではなく「KAMEDA」という名前だと言うのです。作り始める前にもその点が心配で、電話で確認していたのですが、何か行き違いがあったようです。私はすっかり「TA」の方だと思い込んでいました。実際、彼女の事は40年近くそう呼んでいました。他の人もそう呼んでいると思っていましたが、良く考えるとそうじゃ無かったのかも知れません。改めて発音してみると、気をつけて聞かないとどっちで言っているか良くわからないみたいです。それはともかく、勿論手遅れなんてことはありません。貼付けてある訳ではないので、直ぐに作り直しました。そして完成したのが下の写真です。

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 葉っぱの緑の中に、苺が7粒配置してありますが、その内2粒は貼付けてありません。それは設置の為に敢えて完成させなかったからです。

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 設置は次の手順でやります。

1、外してある苺の中央部に穴が空けてあり、そこに穴あけドリルを差し込んで設置場所の壁に穴を空けます。(二カ所あります)
2、空いた壁の穴にネジ(今回は、雨は当たらない場所ですが屋外なのでステンレスネジ)を差し込んで表札を壁に固定します
3、ネジの頭の上から、接着剤で苺を貼付け、固まったら隙間に目地材を詰めて終了です。

今回の家は遠方にある為、息子さん自ら付けてもらう事になりました。聞けば工作好きの方だというので、上の写真入りの説明書と材料を添えてお送りしました。しばらくしたら友人から電話があり、設置した写真を送ってきたそうです。お嫁さんもとても気に入ってくれたそうで、喜んでおられるとの事。良かったです。
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# by mosaiquedodeca | 2015-07-17 19:29 | ガラスモザイクの制作 | Comments(0)