ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


by mosaiquedodeca
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関東の冬

 暖冬と言われた今年の冬も、ここのところ寒さがかなり厳しくなってきました。私の出身地新潟県も雪が沢山降り積もっているようです。東京に出て来た時、他人からは雪国出身なので寒さに強いだろうと思われていましたが、必ずしもそうではありません。私にはむしろ故郷より東京の方が寒く感じられました(都会の人が冷たいという意味ではありません)。雪に埋もれて暮らすのは案外寒くなかったように思います。日本海側の雪は湿り気があって高く積もるので、それが風除けになって寒風を遮ってくれたからかも知れません。また、雪国のような大袈裟な防水&防寒着も着ずに薄着になっていたせいもあると思います。あるいは、田舎にいた時は子供だったのであんまり寒さを感じなかったのかも知れないですね。

 いずれにしろ、日本海側と関東では、冬の気候が真逆です。鉛色の空と雪に埋もれて、ドテラを着て炬燵に足をつっこんでいる生活から、カラッと晴れた空の下、比較的軽装で外に出て行く日常は、かなりのギャップでした。殊に冬の関東特有の乾燥した空気と眩しい光は印象的でした。

 毎朝のユーキの散歩は、眩しい光の、色の飛んだ(光と影のコントラストが強すぎてものの色が見え辛い)景色の中です。写真を撮ると影の黒さが目に留まります。

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         さあ出掛けるぞ!

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       今日はこっちだ!

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 せわしなくあちこち匂いを嗅ぎながらずんずん歩いて行くユーキの影を見ていて、ふと “アルベルト・ジャコメッティ” の犬の彫刻を思い出しました。

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 この犬の彫刻の素晴らしさは、文才に恵まれない私が説明するより、ジャコメッティと親交のあった “ジャン・ジュネ(※)” が書いていますので紹介します。

「ブロンズの犬、ジャコメッティのこの作品は見事だ。その奇妙な素材、細紐や麻屑混じりの石膏が落剥していくと、それはいっそう美しくなった。前足の曲線、ほっそりした関節はないが感覚にあふれたその曲線はなんとも美しく、ただそれだけで、犬の柔らかな足どりをぴたりと表す。というのも、この犬はうろついているのだから。地面すれすれに鼻面を伸ばし、嗅ぎ回りながら。この犬は痩せている・・・・

・・当初は悲惨と孤独の徴として選ばれたとしても、私にはこの犬が、調和のある花押のように描かれているように思われる。背骨の曲線が、足の曲線に対応しているように。だが、この花押がなお、孤独というものの、至高の壮麗化なのである。」


 ジャコメッティの彫刻でもう一つ私が大好きなのが猫の作品です。

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 ジュネはこれについても私が一番言いたかった事をうまく文章にしています。

 「あの見事な猫のことを、私は忘れていた。石膏の、鼻から尾の先までほとんど水平の、ネズミの穴にでも入れそうな猫のことを。その硬直した水平性は、たとえ怒って背を丸めているときでさえ猫が保っている形態を、完壁に表現していた。」

 昔、私が若かった頃に池袋の西武デパートでジャコメッティの展覧会開かれました。その時この彫刻を見て私は、そのリアリティに驚き、感動しました。針金のような細い彫刻は、当たり前に考えたら猫の外見は全く表していません。しかし正面から見下ろした時、その猫は私に向かって歩いて来るように感じました。動いているような気がしてならなかったのです。この感覚は猫と暮らした経験の無い人には分からないであろうと思いました(私の少年時代に一時期、家に猫がいました)。
プータを飼うようになってから、改めてこの彫刻のリアリズムを感じるようになりました。ある時プータの写真を見ていて得心しました。下の写真を見て下さい。

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 まるまるとしたプータはジャコメッティの猫とは似ても似つかないですが、足元に注目して下さい。前足、後ろ足の4本の着地点が一直線上にあります。これなんですね、猫のバランスというのは。だから塀の上を難なく歩けるのですね。そんな芸当は前足を開いて踏ん張っている犬には出来ませんね。

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 こんな二階のベランダの手摺の上でも平気でいられるのは凄いですね・・・。 この後、遠くに何かを見つけて一瞬飛び降りそうになりましたが(二階から手前のコンクリートの駐車場に:一瞬冷やっとしました)、思い直して体を捻ってベランダの中に降りました。そして、大急ぎで階段を降り一目散に外に飛び出して行きました。




 以下、もう少しユーキの写真を・・・

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     影が濃いですね

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     影を見てもしっぽの中にお月様が見えるユーキ

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     相変わらず見事な巻き尾です


※ フランスの作家、詩人、エッセイスト、劇作家、政治活動家。ジャン・コクトー、ジャンポール・サルトル等に才能を認められた。詳しくはウィキペディアでどうぞ。
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by mosaiquedodeca | 2016-01-26 19:26 | 猛描プータと愛犬クーコの話 | Comments(0)

草津から帰ってきました

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 草津から帰ってきました。ユーキちゃんは特に変ったところは無かったようですが、甘えん坊振りは相当だったようです。いつも私のベッドの足元、掛け布団の上に寝ていたのですが、私の居ない所では寝られなかったそうです。一旦ベッドに登るもののすぐに降りてアトリエに行ってウロウロ、バタバタ。結局家内が自分の布団をアトリエに運んで一緒に寝てあげる事になりました。ユーキはここでは掛け布団の上でなく、中に潜り込んで来たそうです。甘えん坊が増幅したのか、それとも寒がりなのでしょうか?

 そんなユーキですが 一方、散歩の途中にシェパードに突っかかって行ったり(鎖に繋がれている大きな犬を挑発してはさっさと逃げて行く最低な行動)奔放振りも絶好調だったそうです。 「若い時のプータ入ってる」「クウコより私の行動読んでいる まだ1ヶ月なのにヤバイ 超ヤバイ」とは、家内からのメール。若い頃のプータ(我が家に居た猛猫)って・・・。あの近所に敵無しの、小学生から “ネコ大将” と呼ばれたプータ? 犬にも恐れられ、散歩中の飼い主の方に “怖がって通れないから道路脇から退かしてくれ” と言われたプータに? それとも、紐に繋がれた犬の行動範囲を見切って、吠えている側を平然と横切っていた(状況をはっきり把握していた)、賢いプータ・・・に似ている? と言う事は、ユーキはクーコより肝っ玉が据わっているかも知れません。クーコは箱入り娘のお嬢さん犬だったのかしら?

 海ママさんのブログでユーキ(当時は優華)を見つけた時、クーコにそっくりな犬がいると思いました。しかし、一緒に生活してみるとかなり違っている事に気がつきました。毛の色や模様は良く似ていますが、実は長さが全く違っていました。これは写真では分かり辛い点です。ユーキの毛はクーコの半分位の長さしかありません。

 氷点下の長野の冬、雪の中を駆け回って喉が渇くと雪をかじっていたクーコ。秩父の山中猟師の相棒として活躍し、時には熊狩りもアシストしていたと言われる、川上犬にそっくりだったクーコ。もっとも、寒さに強い点では川上犬を彷彿とさせましたが、熊なんか見たら飛んで帰ったであろう弱虫のクーコ、ではありましたが。何しろ、林の中でニホンザルの集団に睨まれて、家内を置いて自分だけサッサと逃げたクーコです。多分、熊はさすがに?ですが、ユーキの方が頼りになるでしょうね。

 毛と言えば、ユーキが来てから家中が毛だらけになって困っていました。が、最近劇的に改善しました。クーコも毎日ブラッシングをしても取りきれないほど出ましたが、ユーキの場合はクーコ+プータくらい出ます。ところが家内がネットで見つけたブラシがどうもスゴイのです。大概の飼い主は既にご存知なのかも知れませんが、出てきた動画を見ると面白いように和毛が 取れる!取れる!。本当かしらと思いつつ買いに行きました。茂原のカインズで売っているとあったので行きました。その「フランスフーリー」という商品を捜しましたがありません。代わりに「ファーミネーター」と言うのがあったので、買ってきました。5千円もしましたが、思い切って買いました。カインズの自社製品でブラシ(歯と言うべきか?櫛と言うべきか?)の部分の見た目が全く同じの千円のもあったので、随分迷いましが、念のために高い方を買ってきました。早速試してみたら、動画と全く同じに取れました。気持ちいい!気持ちいい!。一週間に一回くらいでOKみたいです。以後家の中の抜け毛が5分の1くらいに減りました。ファーミネーターとはどういう意味か知りませんが、私たちにとってはペットの抜け毛から最終的に解放されるという意味で、むしろ「ターミネーター」ですね。

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これは2回目のブラッシング時です 前日の一回目はこの5倍くらい出ました(写真を撮らなかったのが残念)

 さて今回の草津は関東同様暖かい正月でした。雪が殆どなく滞在期間も舞うことはあっても積もりませんでした。

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      湯畑にも雪がありません

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        床に瓦の断面で模様があしらってあります

 以下、ホテルのイベント時の子供達の体験作品

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なんともカラフルなネコ こういう色の配置は我々には出来ません 楽しくなっちゃいますね

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          四葉のクローバ

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     今年はステンドグラスのフレームが新しくメニューに加わりました

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       雪だるま製作中

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         ろうそく

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          雪だるまと緑の樹

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          夜の空から雨でしょうか?

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     随分と立派なネームプレートですね 堂々としています



 ところで、1月4日でユーキのトライアル期間が終了です。「アグリ犬猫里親会」に正式譲渡のお願いをしなければなりません。今日その為の家族写真を撮りました。ユーキが幸せに暮らしている事をお知らせする為の写真です。顔出しはちょっと恥ずかしいので画像処理でサングラスを掛けました(変な人たちではありません)。

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                   目 つぶっちゃいました

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         おかあさーーーーーん        あいよ

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          ごちそうさまでした

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    これからも宜敷く たのみます       ワカッタ ワン
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by mosaiquedodeca | 2016-01-08 20:21 | 猛描プータと愛犬クーコの話 | Comments(0)