ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


by mosaiquedodeca
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<   2013年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧

ネコ化した犬

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 我家の愛犬クーコは超が付くくらい甘えん坊です。死にそうだったところを保護して入院させてなんとか助かったのですが、そのせいかどうか、叱るともの凄く落ち込んでしまう犬でした。それで叱るということは殆どせず、甘やかして育てました。甘えん坊なのはそれが原因かもしれません。

甘えん坊クーコ:その1
 クーコは朝の散歩から帰った後に朝食を食べるのですが、実はこれが大変なのです。直接手で食べさせないと食べないのです。自分ではいっさい食べません。置いといても食べないから手でやるようになったのですが、それでも直ぐには食べません。手の平に餌を乗せて鼻先に持って行っても、それには目もくれず首を突き出して頭を撫でて欲しいと言います(犬なので勿論無言ですが、私達には言っているように感じます)。仕方が無いので首や頭を撫でたりマッサージしたりしてやります。しばらくそれを続けます。それでやっと満足すると、ようやく少しずつ食べ始めます。 食べないのは自分の勝手だからといって食べさせないと、それはそれで困ったことになります。空腹になると胸焼けがするのか、やたらに草を食べて、胃液をを吐いたりします。それはまるでハンガーストライキのようです。 “食べさせてくれないならこうなっちゃうぞ” って、デモンストレーションをしているような・・・。結局、しばらく頭を撫でたり顎をマッサージしたり、可愛がってやります。そして、手に餌を乗せて(お皿では無く)食べさせるという手順で定着してしまいました。

甘えん坊クーコ:その2
 寝る前にも儀式があります。私のベッドの横に長座布団が敷いてあって、そこにクーコは寝るのですが、寝る前にひとしきり頭をマッサージしてあげます。それが習慣になっていて、やらないとやはり催促します。私がベッドに潜り込もうとすると、頭をもたげて、期待に満ちた目でじ〜っと私を見つめます。クーコに熱視線を浴びせられると、やらない訳にはいかなくなります。
 顎から耳の付け根、目の上の窪みなどを時にやさしく、時にぐりぐりマッサージしてあげます。これは生前の、我家の猛描プータに良くしてあげたマッサージで、これをやるとプータは気持ち良さそうにゴロゴロ咽を鳴らしました。驚いた事に最近クーコがやはりゴロゴロいうのです。犬と猫の生態は違うので、良く聞いていると、ゴロゴロは咽から出ているのでは無く、どうやら鼻を鳴らしているみたいです。頭を撫で始めると直ぐに呼吸が大きくなり、スー・スー・と呼吸音を出します。そして呼吸音は次第に大きくなり鼾のようになります。グーッ・グーッ・っと大きな鼾をかきます。但、眠っている訳では無いので目を開けたままです。その呼吸が更にゆっくりになり、ゴロゴロゴロという感じになります。それがまるで猫が咽を鳴らす様に聞こえます。


 クーコを一週間入院させた後、我家に連れ帰った時プータは外出中でした。居間と台所の対面式のカウンターの下をサークルで囲ってトイレシーツを敷き詰めた中にクーコを入れていました。プータは玄関ドアの猫用の潜り戸(ドアの下の方を切り抜いて設置した)をくぐって入って来ると、一瞬ギョッとしたような顔をして立ち止まりました。そしてクーコのサークルを遠巻きに見てゆっくりと歩いて居間を横切り、二階に上がって行きました。しかし、その後の様子を見ると、事態を悟ってクーコを受け入れたようでした。家内は、プータがクーコを排除しようとしたり、あるいは家出してしまうのじゃないか、と多少心配していました。しかし私はあんまり心配しませんでした。私達がクーコを可愛がっている様子を見たら、家族として受け入れるだろうと思ったからです。案の定、プータを見ていると、直ぐにクーコが居る事が当たり前という感じになりました。それどころか、次第にクーコの事が大好きになりました。たとえば、外出から帰って来ると我々の事は知らんぷりですが、クーコには “帰って来たよ” と挨拶にいきました。時にはクーコの側にすり寄って目を細めてゴロゴロ咽を鳴らしました。なんだか恋をしているみたいに見えました。もっとも、そんな時のクーコはどうしたら良いのか分からず、困った様な顔をしていましたが。


 クーコはプータの事をどう思っていたのでしょうか? 猫だと思っていたのか、それとも自分と同じ犬だと思っていたのか? いや、逆に自分の事をプータと同じ猫だと思っていたのか? それとも・・・。もしかしたら、犬・猫・人間の区別は無いのかも知れません。ただ、プータを見て育ったせいか、プータと同じような、犬らしからぬ行動をとるようになりました。時々手をかみかみしたり舐めたりして掃除します。指の間をキレイにしているようなのです。そして、手首を舐めてそれを顔にこすりつけて顔の汚れを手首に移し、その手首を又舐めて奇麗にして、また顔になすり付けて・・・というのを繰り返します。つまり、猫がするように顔を洗うのです。クーコ以外飼った事が無いので分かりませんが、普通の犬はこんな事するのでしょうか? これはプータに教わったのではないかと思うのですが・・・。もしかしたら、気持ちが良いとゴロゴロいうのも、プータに教えられたのかも知れません。
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by mosaiquedodeca | 2013-05-27 07:34 | 猛描プータと愛犬クーコの話 | Comments(0)

GWの体験作品

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 前に告知した通りゴールデンウィーク中は「千葉こどもの国」でクラフトフェアーを開催しました。3日から6日まで4日間に渡ってやりましたが、有難い事に今年は雨が一回も降りませんでした。最終日の午後から風が強くなって来てテントは畳みましたが、後は本当に良い天候でした。クラフトフェアーは今年で6回目ですが全日程に渡って好天に恵まれたのは初めてじゃないでしょうか? こどもの国には大勢のお客さんが押し寄せ、皆んな大忙しでした。実は私はGWの前半の4月の28日と29日も通常の体験講座を開き、その2日間も天気が良かったので合わせて6日間忙しかったです。お客さんが沢山訪れると、昼食が取れないくらい対応に追われます。間の平日も、掲示物を作成したりテントを張ったり等の準備に追われていたので、お休みが取れずとっても疲れました。一週間も経っているのに今頃疲れが出て来たのか、この2〜3日眠くてしょうがありません。
 さて、今年はGWに向けてネームプレートの見本を沢山作ったと前に書きました。早速それを見本台の前面に並べてお客さんを迎えました。案の定反響が大きく、通る人通る人、皆んな注目していました。「あっ、これかわいい!」とか「いいね〜」とか「おもしろいなあ〜」とか言って行きます。そう云う人達がすべて体験される訳ではありませんが、全体の体験の中でのネームプレートの割合は確実に増えました。ここのところ増えつつあったのですが、見本を増やしてさらに加速したという感じです。その作品の一部をご紹介しましょう。

 上の写真はお客さんの作られたネームプレートを、工房に持ち帰って貼付けと目地入れを行ったところです。通常の体験日ではその場で貼付け、目地入れをしてお渡ししますが、忙しいと出来なくなります。そう云う時は工房に持ち帰って仕上げをし後で郵送という形をとります。日程の前半は対応出来たのですが、後半からはとても出来なくなったので、そうさせてもらいました。(その分送料が掛かる事になりますが、始める前にお客さんにお断りをすると皆さん快く了解して下さいます)

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文字は線が交差する部分が出て来ます。モザイクの場合、どちらの線を優先させるか? が重要です。「板」の字の「又」の交差する線ですが、この場合は筆順の最後の一本が優先されています。

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子供らしいダイナミックな字ですね。「関」の門の中の部分は、筆順は良く知りませんが、横の二本の線を通して「人」という字を後ろにまわしました。この方が「関」らしく見えます。

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「池」の字のつくりの「也」の部分の縦線2本と横線の交わっている部分ですが、どちらの線を前面に通すか? いろいろやってみて最終的にこの形になりました。多分これが正解ですね。一番「池」の字らしく見えました。そして、「田」の字は真ん中に四角い点を入れ、どちらも優先させずに処理しました。

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わたなべさんはなかなか達筆ですね。文字の空きのバランスがとても良いです。「な」の下の “くるり” っていう部分の表現が素晴らしいですね。まるで筆で画いた様に作ってあります。

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珍しいお名前です。楽器ではなく木の方の “びわ” さんでした。この字は点を繋げて描いています。

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最後のaの字がよじれていてなんとも可愛いですね。

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楽しい色合いのネームプレートです。踊っているようで、楽しげな感じが伝わってきます。

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Tanahashiさん。上品な色合いの作品です。文字の省略の仕方が面白いですね。3つある a がそれぞれ違うのですが、どれも a の字に見え、尚且つ踊っている様にさえ見えます。なんとも力の抜けた表現で、こういうのを “洒脱” というのでしょうか?

 これは持ち帰ったものの一部ですが、この他にもその場でお渡ししたため写真が撮れなかったものが沢山(3倍くらい)ありました。お客さんの中には、新築した家に表札が無いからと言って、ネットでガラスモザイクの体験がある日を調べて、作りに来たという方もいらっしゃいました。少しずつ認知されて来ているようです。6月には伊豆のステンドグラス美術館でネームプレートを始めとしたガラスモザイク作りの体験講座を依頼されています。沢山の方に自分で手づくりする喜びを味わってもらいたいものですね。
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by mosaiquedodeca | 2013-05-15 13:45 | 体験教室・こどもの国他 | Comments(0)

犬と猫:表札の制作2

 表札の制作の続きです。 並べ終えたガラスモザイクの表面にテープを貼って固定したところからです。

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     下絵から剥がして裏返しにしたところ。

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     ガラスの割り振りを考えた線が見えます。

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支持体に貼付けました。周りの木材の破片は、支持体の側面に貼付けたガラスタイルを接着剤が固まるまで押さえつける為です。

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        押さえつけの木片を釘で固定してあります。

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 1つ心配な事がありました。猫の目です。エメラルドグリーンの透明な色。猫の目としては割合に珍しい色です。実は我家で飼っていたプータも同じ色でした。一番多いのは茶色い目ですが、黄色い目と青い目も良く見ます。たまたまなのか?家の近所では緑色の目の猫は見かけません。因みに、人間でも緑色は珍しいようです。私の知り合い(フランス留学時代の)にはいませんでした。青い目と茶色の目が混ざってグリーンがかるのじゃないかと思いますが、歌の文句に出て来るくらいなので珍しいのでしょう。 ラジオか何かで “ピスタッチオ色の目:(Yeux)Cleur de pistache” という歌のフレーズを聴いた事があります(誰のどんな歌かは忘れました)。それはともかく、私が使っているイタリアの輸入ガラスタイルには無い色なのです。そこで、 “おはじき” を使いました。雑貨屋で売っている、虹色に反射するガラスです。ところがおはじきはガラスタイルより厚みが薄いのです。目地を入れると光が奥まで回らなくなって、目の色が暗くなるのじゃないかと思いました。  実験してみる事にしました。

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    目とその周辺の色のガラスを適当に貼付けたものを作りました。

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    白とグレーの目地材で、目地の明るさを調整。

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  調整した目地材を白いガラスと黒いガラスの上に置いて、明るさを見る。

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目地材を水で練ると色が暗くなるので、乾いた状態の色を見る為に粉状態の色で明るさを確認しています。

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    水で練った目地材をガラスの隙間に入れます。

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案の定、目地を入れたら目の色が暗くなってしまいました。そこで、本番では目の周りだけ目地を入れない事にしました(屋外でも全く雨の当たらない場所なので問題無いです)。

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         これが本番です。

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          出来上がりました。

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もう一ヶ所(二ヶ所)目地を入れてない所があります。実はこの部分はガラス片を嵌め込んでいるだけで、貼付けていません。ここは現場で表札を固定する為のネジ穴があるところです。ネジで固定してからガラスを接着し、その後で目地を入れます。


 さあ、いよいよ現場での貼付けです。

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現場はここのお宅です。赤いモダンな郵便ポストと玄関アーチ。この玄関アーチを表札のデザインに活かしました。

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         位置はチャイムの上。

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    こういう感じでアーチの中から犬と猫が迎えてくれます。

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    猫の目が思い通りに輝いてくれています。

 TANIGUCHIさんにはとても喜んで頂きました。お礼にとハーブを大量に頂きました。イタリアンパセリ、バジル、ルッコラ。ご主人はハーブの栽培のお仕事をされているのだそうです。うちは家内も私もハーブ類が大好きで、しばらくサラダなどで楽しませていただきました。ごちそうさまでした。



※ ガラスモザイクの表札、看板、建築装飾など、あるいはガラスモザイク作品をご希望の方は ガラスモザイクAtelier DODECAで承っています。お気軽にお問い合わせ下さい。
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by mosaiquedodeca | 2013-05-09 23:22 | ガラスモザイクの制作 | Comments(0)