ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


by mosaiquedodeca
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金環日食

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 月曜日のことです。少し寝坊したためクーコの散歩が8時過ぎになってしまいました。いつもは6時〜6時半くらいに出掛けます。この時間はクーコの大ッ嫌いな「シロ」という犬が家の前を通る時間です。そいつと遭遇するとクーコはやたら興奮して吠えまくります。そうすると、腸が動くのか便意を催して早くウンコをしてくれるので助かります。そうでないといつまでも散歩に付き合わされて大変です。日によって違うのですが、何処でウンコをするかはクーコにとっては重要らしく、自分で納得いく場所に辿り着くまでなかなかしてくれません。何と言うか・・・女性の買い物に付き合わされる時のように《 あれでもないこれでもない とさんざん迷った挙げ句、結局その店では買わず違う店に行ったり》なかなか決まらないのです。7時から8時の間はなるべく散歩に出掛けるのは避けます。どうしてかと云うと、その時間は小学生が通る時間だからです。クーコは自分が子供達の保護者か先生だと思っているらしく、騒いだり走ったりする子供を叱るのです。庭に出しておくと吠えっぱなしで、子供達もクーコを見ると「バ〜カ」とか吠え声をまねて「ワンワン!」とからかって行きます。(私は苦笑するしかありません)
 8時過ぎに散歩に出たのは小学生の通学時間を避けるためでした。しかしその日は、おかしなことに8時半頃に子供達に遭遇してしまいました。携帯を出して時間を確かめましたが、やっぱり8時をとっくに過ぎています。変だなあと思いながら帰ってTVを付けてやっとその理由が分かりました。「金環日食」だったのです。多分、日蝕を見てから登校するというスケジュールだったのでしょう。そういえば、住宅地の前で何人かのおかあさんと子供達が集まって何やら話しているのを見ました。

 遡って2日前の5月19日の土曜日のことです。千葉こどもの国でガラスモザイクの体験講座をやりましたが、その時に指輪の様な下絵を描いているお子さんがいました。不思議な絵だと思って「これは何?」って聞くと「金環日食」という答え。“オーッ!、なんとタイムリーなモチーフ ”  出来上がりを写真に撮らせてもらいました(上の写真)。「今日(と明日)しか作る人は居ないでしょうね」とお父さん。確かに今しか作ろうとする人は居ませんね。来週になったらもう “今さら” って感じになってしまうでしょうから。

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でき上がった作品を手に、とても嬉しそうです。彼は、本物を見る事が出来たのでしょうか?

 それでは他の作品もご紹介しましょう。

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       てんとう虫。黒い丸がうまく作れましたね。

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ひまわり。青い空を背景にした良い配色です。太陽を背にしないと青空もひまわりも正面からは見られません。

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       四葉のクローバです。奇麗な色合いですね。

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        こちらも四葉のクローバ

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        これはユニークな作品です。カブト虫です。

 最後はネームプレートを作ってくれた姉妹の作品です。HANNAちゃんとAYUKAちゃんです。

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でき上がったばかりの作品です。目地が乾いた後にガラスの表面を布で拭くとキレイになります。

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こちらも乾いた後に布で磨くとずっと鮮やかになります。
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by mosaiquedodeca | 2012-05-24 09:42 | 体験教室・こどもの国他 | Comments(0)

ハサ木のある風景 2

 ハサ木のある風景が完成しました。

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       田植えの終わった後の風景です

 前回稲をハサ木に掛ける作業は夕方頃からと書きました。今回はその作業の手順を思い出しながら書いてみます。稲は大体7〜8センチ位の直径に頭(刈り取った切り口から15センチ位の所)を束ねてあります。藁で括ってあるのですが、その結び目の下を2つに分けて縄に(ハサ木の間に水平に渡した)股がらせて掛けます。下から順番に掛けて行くと、穂先(穂は稲わらの先半分位まで付いています)だけが表面に出ます。下の段は立ったままで掛ける事が出来ますが、上の方は梯子に登って掛けます。それは1人では出来ませんので2人で組んでやります。中段くらいは1人が梯子に登って1人が下から手渡します。上段の方になると、下にいる人が稲束を投げて、梯子の上の人が空中でキャッチして縄に掛けます。私はいつも下から投げる係で、梯子には父親と兄が登っていました。梯子の上の人が手を伸ばした場所にきちっとタイミング良く投げるのはちょっとしたテクニックです。勢いがあり過ぎたり、足りなくて届かなかったりすると怒られます。梯子の上では体の自由が効かないので、変な所に投げると危険なのです。左手を稲束の結び目あたりにそっと添えて、右手で穂の部分を掴んで上に放り投げます。この作業で困ったのは、稲を投げる時に穂が手首を傷つけて赤く腫れることでした。軍手を嵌めていてもシャツと軍手の隙間に穂が入り込んで手首の辺りに当たるのです。それが昼間学校に居る時でも痒いのでした。
 稲を全部掛け終わると辺りはもう真っ暗でした。私が一番好きだったのは帰り道です。トラクターの荷台(トラクターの後ろにリヤカーを大きくしたような荷台が括り付けられていました)に乗って帰るのですが、大体は稲が山ほど積まれています。既に乾燥済みの稲をハサ木から降ろしたものが荷台に積んであるのです。落ちないようにロープを掛けて縛ってあります。そのロープをを掴んでよじ登り、てっぺんで仰向けに寝っ転がって、落とされない様に後ろ手でロープを掴み、揺られながら帰るのでした。その時に見た満天の星は今でも忘れられません。 “星降る夜” という言葉がありますが、この言葉は流れ星のことを言ってるのでは、多分、ありません。あまりに沢山の星が輝いていて、落ちて来そうなのです。ちょっとジャンプしたら手が届きそうな感じがしました。ゴッホの絵に星がグルグルしてるのがありますが、あんな感じで気が狂いそうになるくらい煩い光でした。あんな星はもう日本では見られないのでしょうね。


私の記憶ではもっと上の方まで稲を掛けていました。これはちょっと低いですね
(写真は「ユウスケのカメラ散策」:yusuke001.exblog.jp より)


PS:私が絵描きになりたいと決意した頃、祖父から「このハサ木はもうじき無くなるから、絵に描いて残してくれ」と云われました。しかし、当時はうまく構図が取れないと思い、一度も描きませんでした。何十年も経ってから、期せずして約束を果たした?(スケッチもしないで記憶だけの絵で、しかもモザイクですが)事になります。
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by mosaiquedodeca | 2012-05-19 06:14 | ガラスモザイクの制作 | Comments(0)

ハサ木のある風景

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 今年の誕生日が来ると私は六十歳になります。これまで色んな事がありました。悲しかった事、辛かった事、嬉しかった事、楽しかった事、振り返ると波瀾万丈とまでは言いませんが、“結構いろんな経験をしたなあ”と思います。過ぎ去ったことはすべて泡と消えてしまいましたが、私は時間というものを少し立体的に捉えています。時は過去から未来へ流れ “現在” は常に点でしかありません。しかし、人の一生はもう少し量感を伴ったもので、経験した事はすべて厚みとなって存在し続けているように感じます。そこで、時々、私が一番幸せだったのはいつ頃だろうか?と考えることがあります。その時の記憶はそのまま今現在の私の幸せになっているように感じるからです。
 留学時代に夏休みを南フランスで仲間と気楽に楽しい事ばかり考えて過ごした時間とか、新婚当初とか、いくつか候補がありますが、この頃思うのは:それは少年時代、中学生から高校生になろうとしていたあたりではないかと・・・。中学の頃といえば体がどんどん大きくなり、力が付いてきて今まで出来なかった事が出来るようになったりします。大人の仲間入りが出来そうな、そんな喜びと気負いで胸が膨らんでいました。私は農家の息子なので、その頃よく農作業の手伝いをやらされました。祖母や母は、今にして思えば “おだて上手” だったのかも知れませんが、力仕事をやる時に本当に嬉しそうに私の仕事っぷりに驚いたり賞賛の声をあげてくれました。私は単純にそれが嬉しく、また、自分を誇らしく思えたものです。 稲作の農作業のハイライトは春と秋、田植えと稲刈りの時です。田植えは腰がきついだけであんまり力仕事はありませんが、収穫の時は男の出番です。鎌で稲を刈るのは田植え同様腰がきつくて男も女も得手不得手はないですが、その稲を束ねた物を運んだりするのは男の仕事です。田圃の柔らかい土の上に敷いた細長い板の上を、一輪車にいっぱい稲を積んだものをバランスを崩さずに運ぶのは結構難しい作業でした。力が要るのは勿論、バランスコントロールの能力が必要です。それを父親と同じくらい、いや、もっと沢山積んで運んでやろうなんて頑張ってみたりしていました。失敗して一輪車を倒してしまって怒られたり・・・そんな頃が一番幸せだったような気がします。自分では自覚していませんが、親の庇護の元で見守られているという絶対的な安心感の中で、色んな能力が身に付き伸びて行く。思春期特有の悩みはまだそれ程大きく無く、不安より期待感の方が勝っている。その頃が一番幸せだったのでは無いか? と思えるのです。


 “ハサ木”と云うのをご存知でしょうか。私の故郷新潟県の田園地帯を行くと、田圃の脇にてっぺんだけ枝葉を付けた並木が見えます。これは稲を干す為に植えられた木です。等間隔に並んでいて、枝は切ってあります。これに縄を張って稲を掛けて干します。重い稲を一輪車に乗せて田圃道まで運び終えると、このハサ木に稲を掛ける作業になります。その頃はもう夕暮れ時で、多分おにぎりか何か軽食をとってからの最後の一仕事なのでした。カーバイトという石のようなものを燃やすガス灯みたいな照明で照らしてやっていました(後にトラクターのライトに替わりました)。
 このハサ木のある風景は子供の頃(少年時代)の私が一番幸せだったと思える頃の懐かしい思い出の風景です。今、これをモザイクで制作しています。今年八十八になった母親に送る為に作っています。そう云えば私が小学校の頃ですが、母親から “子共の時が一番幸せだった” というようなことを聞いた事を思い出しました。その時はとても意外に感じたのですが、今となっては良く分かります。
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by mosaiquedodeca | 2012-05-17 05:58 | ガラスモザイクの制作 | Comments(0)
 ちょっと遅くなりましたが、ゴールデンウィーク中のこどもの国での体験作品をご紹介します。本当に沢山のお子さんに(中にはお父さんお母さんに)作品を作って頂きましたが、残念乍ら大半は忙し過ぎて写真を撮れませんでした。それでもちょっと暇になった時に撮影した写真をアップします。

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  キティーちゃんでしょうか。ピンクの背景に赤いリボンのアクセントがグッド。

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   こちらも白い猫。まっ黒、まんまるの大きな目が愛らしい猫です。

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     こちらは猫?いや耳を見て頂けると分かります。兎です。

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   これはクマですね。口元がかわいいです。離れた目がとぼけてていいですね。

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       犬です。活発な感じの犬ですね。

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ニワトリ? 頭はひよこ・・・。そう言えば何かのキャラクターだと言ってたような・・気がします。いずれにしろカラフルな楽しい作品です。

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      枝豆。

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      苺。

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      黄色いチューリップ。キッチリと隙間無くうまく出来ましたね。

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     白い雲と赤、オレンジ、ピンクのカラフルな帆のヨット。

 次はネームプレートの作品です。

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   Takiguchiさん。文字数が多いので収めるのに苦労されました。

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Sinagawaさん。こちらも文字数が多くて時間が掛かりました。Wの省略の仕方がうまいですね。

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   こちらは苗字は無く名前だけを作りました。

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  こちらも名前をあしらいました。堂々としたというか、伸び伸びとした字ですね。

 他にも沢山傑作がありました。写真に撮れなかったのが残念です。
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by mosaiquedodeca | 2012-05-13 22:58 | 体験教室・こどもの国他 | Comments(0)