ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


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ふるさと美術展

 大網白里町美術会の展覧会「ふるさと美術展」が2月18日(土)から始まりました。絵画、彫刻、工芸、書道の4部門がありますが、私はいつも絵画部門に出品しています。昨年迄はパネルにコンテやカステルで描いてニスで固めるという技法で描いたものを出品していました。ニスは油性なので、技法の欄には油彩画と表記していました。しかし今年は初めてガラスモザイクの作品を出品しました。とは言うもののモチーフは昨年、一昨年と同様に相撲の絵です。技法は変わっても、絵は絵なので絵画部門への出品です。

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 大網白里町保健文化センター3Fホールにて2月26日(日)まで開催されています。お近くの方は是非お越し下さい。

 昨年から、私が担当してカタログを製作をしています。カラー24ページを写真撮影から画像処理、編集まですべてやってるので結構大変です。安く製作する為に外部に一切委託しないで完全原稿にして印刷屋に送っています。構図、色彩などの構成(美術編集)はうまくいくのですが、短時間で作る為か、文字の間違いが信じられないくらい出て来ました。あんまり言いたくはありませんが、一桁できかなかったです。ひどいもんですね。ちょっと落ち込みました。全部修正シールを貼りました。幸い手伝ってくださる人がいましたが、結構時間が掛かりました。来年は絶対5人くらいの人に校正を頼もうと思っています。会場で販売しています。文字以外は結構奇麗に出来ておりますので、見てみて良かったら是非お求め下さい。制作費の足しになりますのでよろしくお願いします。

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by mosaiquedodeca | 2012-02-20 13:06 | HP最新ニュース | Comments(0)
 真夜中に目が覚めると耳の奥から静かな歌が聴こえて来る。「だ・れ・か・に〜あいたくて〜・・・」気が付くと左耳に差し込んだイヤホーンから聴こえている。ここのところ毎日この歌の途中で目が醒めます。歌は平原綾香の「あいたくて」という曲。NHKラジオ深夜便の歌です。正確な歌詞は分からない、うる覚えだけれど、—・・・誰かに会いたい気がする、それで生まれて来たような気がするけれど、それが誰なのか分からない。お使いの途中、迷子になった子どもみたいに、手の中に見えない“言付け”を握りしめて。それを誰かに渡さなければいけない気がする・・・—というような内容の、ちょっと不思議な歌詞です。聴いていると、少し胸がざわついて、なんだかジーンとくるのです。ゴーギャンの絵に「私は何処から来て、私は誰で、私は何処に行くのか?」というタイトルの絵があります。このタイトルのように、「存在の根源的な問い」を歌っているような・・というとちょっと大袈裟だけれど、何か切ない感情が湧いて来るのです。
 最初は少年時代、小学校4年生くらいの時でした。宇宙について思いを巡らせ、無限という状態を考えていたら、急に不安が湧いて来て怖くなりました。それから度々襲われた、えも言われぬ、寂寥感を伴った恐怖。後から考えると、それは「存在」そのものに対しての不安だったような気がするのですが、そう云った過去の(若い頃の)感情を、夜の暗闇の中で少し呼び覚まされるのです。今となっては別に怖くはないのですが、胸をくすぐられ、つい歌に惹き込まれてしまいます。一度聴いただけで好きになりました。とてもスローでシンプルな短い曲。早速アマゾンでCDを注文、3月早々に届くそうです。楽しみです。そういえば宇多田ヒカルの歌で一番好きなのも、シンプルでスローテンポな曲、ちょっとユーモラスな「僕はクマ」という歌です。この歳になると激しい曲より、ゆったりとした牧歌的な音楽の方が好きになるのでしょうかね。でも、思い起こせば、若い頃にも浅川マキ(※)が好きだったりしてました。ただ浅川マキは ”ゆったり” というより、 ”けだるい” ですが。

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星をモチーフにしたパターン模様のガラスモザイク=星を眺めて「存在の根源的な問い」に・・・なんてね

 “手の中に見えない“言付け”を握りしめて、それを誰かに伝えなければ・・“ という(正確な言い回しは憶えられなかった)歌詞に共感を覚えました。私は「人は誰しも、神から “命題(テーマ)” を持たされて生まれてくる」という風に考えています。それはその人にしか与えられていないテーマで、それを掘り起こし、何らかの形で目に見えるようにする。つまり表現する事によって、他人に伝え、共感を得る。人はそれを共感を得られる形にする事に依って自己の存在証明をするのではないだろうか? と考えています。何故なら個々の人間は必ず死に行く訳で、「共感」という形でしか自分の存在(命)の証しを得られないからです。その人が明らかにし、詳らかにして他人に理解し得るものにした事柄、つまり表現したテーマは、その人がやらなければ誰にも出来ないテーマであって、神からその人だけに与えられた、たった一つしか無い “命題” なのだと思っています。私はそのことに自覚的な人間だと思っていますが、たとえ自覚していなくても、無意識の内にも人はそのようにして生きているのではないだろうか?と考えているのですが・・・。生まれた時に掌の中に握らされている、”それ” を誰かに渡さなければ(つまり伝える、表現する)・・と感じているけれど、その誰かが見付からない・・・。モノを表現することはとても難しい。それ以前に表現すべき自分のテーマに辿り着くことも容易では無い。この歌はその焦燥感を歌っているのではないかと思いました。だから、表現する人は、自分に与えられたテーマについて繰り返し手を変え品を変え、つまりモチーフを変えて色々な角度から迫ろうとするのだと思います。沢山のいろいろな作品を作っても、結局言いたいことはたった一つ。メッセージは一つ、表現は多様。真夜中の、半分夢うつつの状態で聞き取った歌詞からこのようなことを感じました。良かったら聴いてみて下さい。

※ 若い頃、浅川マキのカセットテープを持っていて文字通り擦り切れるまで聴きました。カセットテープは何百回も聴くとマグネットがとれて音が擦れてきます。「かもめ」「夜が明けたら」などが代表的な歌だと思いますが、私は「少年」や「セントジェームズ病院」等が好きです。「赤い橋」なんて怖い歌もありましたね。
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by mosaiquedodeca | 2012-02-16 16:22 | Comments(0)

中学生のハローワーク

 村上龍の「13歳のハローワーク」という本の話は聞いたことがあります。読んでいないので詳しいことは分かりませんが、いろんな職業についてのガイドブックのようなものらしいということは知っていました。この本はけっこう反響を呼んだようで、今や中学校でそういう授業が設定されています。それを何で知ったかというと・・・実は・・仰天!なんですが、なんと私がその相談員というのをやったからです。知り合いの中学校の美術の先生に頼まれました。しかし、“何でこの私が?”って思いました。だって、私のやっていることは “職業” になっているのかどうかさえ分からないのですから。確かに多少食えた時代もありました。でも、それはバブルの頃のほんの一時の話で 、それ以外はコンスタントには仕事が無いからです。今は色んな事をしてどうにか食いつないでいる状態です。 “こんなんでもいいの?”って聞いたら、色んな職業の人が必要なのだそうです。その内の一つ “「芸術家」という枠で誰かを紹介して欲しい” と校長先生から頼まれたということでした。人を捜すのに苦労している様子でした(そりゃあそうですよね、滅多にいませんよね)。それじゃあ「表現活動」をしている人の代表ということで、 “芸術じゃ食えないよ” っていうことをインフォーメーションすればいいか、と思って引き受けることにしました。

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       マンションのエントランス

 中学一年生が対象だったのですが、皆キチンと礼儀正しく色んな質問をしてくれました。それらに一つひとつ答えていたのですが、途中から何だか変なことになってきました。それは、「給料はどのくらいですか?」とか『休日はどのくらいありますか』等と云う、いかにも中学生らしい質問が出たあたりからです。あたり前ですが、窮極の自営業なので、給料も休日もありません。気が付くと、質問にはまったく答えていないのです。そもそもお金を得るのが目的で始める仕事では無いので、それを説明するために「人は何故表現活動をしたくなるのか?」というところから話してしまいました。「音楽でも文学でも美術でも、1人の人間が表現することにはたった一つのテーマがあって、生涯掛かって同じテーマについて、違う角度から光を当てながら、繰り返し作品を作るのです」なんてことまで口走っていました。中学生には難しかったかも知れませんが、話の流れで色んなことを話しました。もはや職業紹介ではなくなっています。最後は「もし何かどうしてもやりたいことがあったら是非怖れずにやってください」みたいなことを言いました。その前にさんざん芸術は食えないということを言ったので、“それも覚悟の上でね”ってことは伝わっていると思いましたから。まあ、果たして私の話など参考になったのか? 中学生の為になったのか? とても疑問です。しかし、世の中にはへんなおじさんもいるんだということを知って、想像し得る “生き方の幅” を広げるのにちょっと役立ったらいいかなと思っています。

 「芸術家」のくくりの中で「ガラスモザイク工芸作家」という肩書きで行きましたので、ガラスモザイクの実物作品と、建築に施工した作品の写真を持っていきました(上の写真はその一部です)。それ等は結構興味を持って見てくれた様です。作るのにどれくらい時間が掛かるのか? とか技術的に難しい点はどこか? などの質問もありました。10人くらいの生徒が2組、30分くらいづつ時間が取ってありましたが、あっという間に過ぎました。
 私にとっては、晴天の霹靂ともいうべき(想像だにしなかった)「ハローワークの相談員」になってしまったという体験記でした。

以下は資料として見せた、他の建築装飾作品写真

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       病院の浴室

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           小学校のエントランス

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       公園の噴水
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by mosaiquedodeca | 2012-02-03 09:45 | Comments(0)