ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


by mosaiquedodeca
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帆引き船

 ガラスモザイク教室のSさんの帆船の絵が完成しました。半年ほど前にこの帆船を作りたいという話を聞いたのですが、その時はどういう物か良く知りませんでした。昔、霞ヶ浦でワカサギ漁に使われた船なのだそうです。今は観光として運行されているそうです。週刊誌を読んでいたら、なにやら皇太子殿下にご披露する程有名な船らしいことが書いてありました。そこでちょっとネットで調べてみたらこんな記事が…。

「坂本九と言えば60年代、世界的にヒットした「上を向いて歩こう」。この国民的歌手の祖父、坂本金吉は、じつは秋田県八郎潟地方に霞ヶ浦の「帆引き船」を伝承した人でした。・・・」
 あの坂本九さんにも関係があるなんて意外だったのでご紹介しました。

 さて、それはともかくSさんの作品はさわやかな空気感が出ていて素晴らしい出来となっています。晴れた空に雲がポツポツと浮かんで、初夏(※)の心地よい風に帆を膨らませて進む帆船。漁はどれほどの労働なのかわかりませんが、たとえきつい作業であったとしても気持ちが良さそうです。清潔な色彩感にあふれたこの絵はまるで、シスレーやシニャックのような初期の印象派の作品のようです。

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 印象派といえば、モザイクは印象派の点描に通ずるところがあります。特に後期印象派のゴッホの作品とはかなり共通点があり、ゴッホのタッチの表現力はとても参考になります。しかし、それを話し始めるととても長くなりますので、それについては機会を改めてい書くことにして、今日の所はSさんの作品のご紹介にとどめておきます。

※ ワカサギ漁自体どんな季節に行われるのか知りませんので、“初夏”というのはあくまでこのモザイク画を見た私の印象ですが……。
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by mosaiquedodeca | 2008-12-26 09:23 | ガラスモザイク教室 | Comments(0)
 12月21日の日曜日に「千葉こどもの国」キッズダムに行って来ました。この日は12月とは思えない暖かさでとても過ごし易かったです。あんまり暖かくて、生ぬるい風が却って気持ち悪いくらいでした。子供達も陽気に誘われたのかこの季節にしては沢山訪れてくれました。モノヅクリングビレッジでは4組の体験メニューがあったのですが、こちらにも結構人が来てくれました。
 冬場は特になのですが、工芸の体験をしたいというお子さんはネットの情報を見て、自分のやりたいメニューを目指して来園してくれます。最初にガラスモザイクをやってくれた小学校4年生の女の子は、入って来るなり真っ直ぐに受付の前に来て申し込んでくれました。ガラスモザイクがやりたくて東京からわざわざ来てくれたようです。1時間以上お母さんと“あーでもないこーでもない”と試行錯誤を楽しんでいました。ニコニコしながら本当に楽しそうに作っている様子にはこちらも幸せな気持ちにさせられました。なにより、親子関係がとっても良好という感じで幸せな家庭生活がうかがえます。このお子さんはこの後、全てのメニューを順番に体験して帰っていきました。こういう人達がいらっしゃるので、たとえ天候が悪くても体験メニューをお休みする訳にはいきません。
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 さて、この日は陽気だけでなくちょっとした異変がありました。お子さんではなく大人の体験者が多かったのです。子供の場合はオリジナル作品に挑戦する場合が多いのですが、大人は見本作品を見て再現されることが多々あります。この日の3人の体験者の方もすべて見本作品を隣りに置いて作られました。その作品がとても上手に出来ましたのでご紹介いたします。

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by mosaiquedodeca | 2008-12-24 09:44 | 体験教室・こどもの国他 | Comments(0)

プータの死んだ振り

 プータは家に来たばかりの頃とても凶暴で危険な猫でした。赤塚不二夫の漫画に出てくる猫(いつもは寝ているが、うっかり起こしてしまうと怒って大暴れして大変なことになってしまう猫)のように触っちゃいけない猫だったのです。近くには寄ってくるけれど触ろうとすると爪付きの猫パンチが飛んできます。プータの爪はカミソリのように鋭くてサッと引っ掻かれただけですうっと切れ目がついて血が滲んできます。此の頃は家内も私も手首の周辺をいつも傷だらけでにしていました。私は、プータはいわゆる外飼いの猫のように餌はあげるけれど抱っこしたり布団の中に入って来たりするような猫ではないのだと思っていました。しかし家内は私と違って飼いならす自信があったようで、プータの警戒心をゆっくり時間をかけて解かしていきました。彼女はとても偉くて、抱っこしては引っ掻かれを何度も繰り返して、とうとう触れる猫にしてしまったのです。
 プータと私の関係は家内のそれとはかなり違いました。家内が時々ふざけてプータの目の前で拳をクルクル回して(ボクシングのパンティングボールを打つような)攻撃をしかけても、プータは瞬き一つせず平然としていました。完全に見切っているという感じでほとんど無視しています。しかし私の場合はまるで違っていました。プータの頭の上に手をかざしただけで首をすくめ体を硬くして警戒しました。私のことを恐れている風に見えるのです。これには実は、きっかけとなったある事件がありました。

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 何をしようとしたのか忘れましたが、私がプータの近くに手を伸ばした時です。いきなりプータが私の腕に飛びついてきました。それは電光石火というべき速さ、しかも猫とは思えない力強さです。両手両足の爪を出して私の腕を抱きかかえ、体重を預けて上に乗っかっています。プータは5キロほどの体重ですが、肉に食い込んだ爪が引っ掛かっているので、傷が広がるのが怖くて振り落とせません。困って固まっていると、プータはなんと、腕に噛み付こうとしているではありませんか。口を大きく開けて頭を右に左に振って歯が食い込み易いポイントを捜しています。全身の筋肉を躍動させて一心不乱に噛み付こうとする野獣を見て、私はパニックになりかけました。これは大変なことになるぞ、腕がやられる………その時、私はもう片方の手で思いっきりプータの頭を叩いていました。それは、ホントに本当の思いっきりでは無かったかもしれませんが、かなり強く叩いたことは確かです。少なくともプータに攻撃を止めさせるには充分な強さでした。
 プータは叩かれた後不思議な行動をとりました。その場で横になって動かなくなってしまったのです。気を失っているのではありません。なんだかふて腐れているような態度なのです。あんまり痛かったので“何もかもやんなっちゃった、もう寝ちゃえ”ってな感じなのです。もしかしたら本当は脳しんとうを起こして目が回っていたのかもしれませんが、私にはプータが死んだ振りをしたように思えました。“攻撃したはいいけれど、どうもこのでかい野郎は俺より強いみたいだ、ここは死んだ振りをしてやり過ごそう”、そういう感じがしました。
 後で家内にこのことを話したらとても怒られました。動物はあまりショックが大きいと本当に死んでしまうことがあるというのです。思いっきりなんて叩いてはいけないと言われてしまいました。でも、私だって怖かったのです。パニクっていたので強く叩いてしまったのです。
 それからしばらくの間、プータは私が頭上に手をかざすだけで首をすくめるようになりました。ところがプータの良く理解出来ないところは、そうやって首をすくめるくせに決してその場から逃げたりしないところなのです。それどころか死んだ振りをする位痛い目にあっている筈なのに攻撃(プータにとってはおそらく反撃のつもり)体制をとるのです。爪を出して引っ掻こうとします。警戒はしても、どうやら私を怖がっている訳では無いようなのです。そう言えば、私の腕に飛びついて来た時だって、プータは本気で噛み付いてはいなかったように思います。もし本気で噛み付かれたら私は血だらけになっていたでしょう。下手したら筋の一本くらいはやられていた筈です(※)。単に「おれに手を出そうとすると痛い目に遭うぞ」という意味の威嚇の行動だったのではないでしょうか。もしかしたら死んだ振りをしたのも、ちょっと噛み付くマネをしただけだったのに思い切り叩かれたので、頭に来てふて寝をしちゃっただけなのかも………なんて思えてきました。

※ 実際、私の祖父はある事情があって猫を素手で殺したのですが、反撃に遭って手に噛み付かれ、人差し指の筋を切られてしまいました。その後一生曲がらなくなってしまった祖父の指は、いつも真っ直ぐに伸びたままでした。その指は皺が消えてしまって、子供心に気持ち悪かったのを憶えています。
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by mosaiquedodeca | 2008-12-13 15:31 | 猛描プータと愛犬クーコの話 | Comments(0)

青空とかき氷

 昨日の日曜日から一気に気温が下がり、いよいよ冬の到来という感じです。関東特有の冬、空は高く気温は低く、抜けるような青空の下日向に居るとポカポカなのに日陰に入るとブルブルという季節になりました。そんな陽気の昨日は千葉こどもの国キッズダムで体験教室をやりに行って来ました。天気が良く、風もそれほど強くなかったので冬場にしては人が入っていた方だと思います。モノヅクリングビレッジの建物の中は大型の石油ストーブを何台か炊いて寒さを防いでいますが、何しろ天井が高いので暖かいというまでは行きません。寒いですねえ〜が自然に挨拶の言葉になってしまいます。午後の、そろそろ食事の時間も終わりかなというころ、ふと外を見たら今年の夏に赤、青、緑、黄色とカラフルに塗り替えてリニューアルしたベンチに座っている子供達の一団が、なんと、かき氷を食べているではありませんか。確かに強い日差しに照らされてはいますが、この寒い中で良く氷など口にできるものです。子供って寒く無いんですね。大体12月にかき氷を売っているなんて、さすがはこどもの国、子供のことを良く見抜いています。
 でも、思い起こしてみれば自分も子供の頃は冬がそんなに寒いと感じなかったような気がします。私は雪国育ちなのですが、バケツに塩を混ぜた雪を入れてそれに砂糖水と割り箸を入れたコップを差し込んでアイスキャンディを作って食べました。夜も更けて来てコップの内壁からだんだん真ん中まで凍ってゆくのを見てわくわくしたのを思い出します。翌朝、すっかり凍ったアイスキャンディを割り箸を掴んでコップから剥がし取り得意になって、ペロペロ舐めたものでした。それはただの砂糖水なのにお店で売っているアイスキャンディより数倍おいしくて、今でもその味をはっきり憶えています。
 さて、肝心の体験教室の方ですが、人数はあまり多くありませんでしたが、時間を掛けてじっくり作った人が多くて、なかなかの力作が揃いました。ペンチを片手で握っても、力が足りなくてガラスが割れない小さいお子さんが、両手をとても奇妙な恰好にして一生懸命ガラスを割っている可愛い姿と、力作の作品達をご紹介いたします。
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by mosaiquedodeca | 2008-12-08 21:45 | 体験教室・こどもの国他 | Comments(0)