ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


by mosaiquedodeca
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<   2008年 11月 ( 6 )   > この月の画像一覧

2羽のフクロウ

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 フクロウが2羽、これはガラスモザイク教室のS・Sさんの作品です。彼は普段、富士山の3部作等といった、自分でテーマを決めた風景画を作っています。つい最近は霞ヶ浦の帆掛け船漁の帆船の作品を完成させました。箸休め…と言っては何ですが、彼はそういった少し気合いの入った作品の合間に小さな作品も作ります。このフクロウの作品も大作と大作の狭間に、肩の力を抜いて短時間に作った作品です。これが何故2点あるのかと云うと以下のようないきさつがあったからです。

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by mosaiquedodeca | 2008-11-30 19:53 | ガラスモザイク教室 | Comments(0)
 1996年の春に時々我が家モザイクハウスの庭先に姿を見せるようになった、まん丸い顔をした不思議な模様の玉のような猫は、あまりに可愛いので飼う事になる前から私達は名前を付けていました。猫の呼び名を決める段になって家内と二人で考えたことは、あんまり凝った名前は止して何でも無い普通の名前、そして何より呼び易いものにしようという事でした。その時声に出し乍ら候補を挙げていったのですが、二人とも真っ先に発音した音がどういう訳か「プー…」だったのです。何となくプーという感じがしてこの音は外せないと感じたのでした。それで「それじゃあ“プータ”だ」ということになりました。漢字で書くと音は少し違ってしまいますが“風太”です。フーテンの虎のフー、プー太郎のプー、風のようにふらっと来る猫といったようなところをイメージしました。
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            飼う前に庭先に遊びに来ていた時のプータ
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 プータは3〜4日に1回位の間隔で家に遊びに来ました。庭先で走り回ったりする事もあれば、じっと座って大人しくしている事もありました。そんなある時、仕事から帰るとテーブルの上に家内からの伝言が置いてありました。家内は夕方の仕事に出掛ける時はいつも夕飯の事などのメモを置いてゆくのです。その日のメモは画用紙に何枚もありました。「プータ来たる」という題名の漫画が描いてあって、その日初めてプータが家の中に入って隅々まで探検していった様子が描かれていました。それによると一階の台所と居間を見て回っただけで無く、階段を上がって2階のアトリエと寝室、更には梯子を登ってロフト、その上の梁の上まで登ってみたそうです。そうして一通りチェックした後、振り返り振り返り帰っていったそうです。私は本当は家の中に入れる事には反対でした。雨の日など泥で家の中が汚れたりして大変だからです。でも飼う事になるとは思っていなかったので、まっ、いいかと思って何も言いませんでした。   ところが…です。その日からしばらく姿を見せなくなり、どうしたのかと思っていた頃(2週間後位後でしょうか)に再び現れ、その後ずっと家の側から離れなくなりました。外でにゃーにゃー鳴いています。ベランダの上から見ると、こちらを見上げて「にゃ〜…、にゃ〜…」と、その後11年飼いましたがその中でも一度も聞いた事の無いくらい可愛い声で鳴いています。家に入れて欲しそうなのです。しかし、他所の猫だと思っていたものですから、そのうち帰るだろうと放って置きました。そして1日また1日と日が過ぎて行きましたが、3日目位になって良く見たら、どうも少し痩せてきているのです。夜でも帰っていないらしく、従って何も食べていないようなのでした。そこで、こりゃーいかんと思い、土間(実際にはコンクリート)になっているモザイクのアトリエに入れてミルクをあげました。
 青い首輪をしているものですから、飼い主を捜さなくてはなりません。近所に聞いて廻りましたが誰も知らないようでした。こちらも、特に家内は飼いたくてしょうがないものですから、見付からないで欲しいと内心思いながらの捜索です。そんなに熱心には捜さなかったと思います。その消極的な捜索の甲斐あってか?結局飼い主は見付かりませんでした。近所のとても動物好きの、自身も犬を2匹、猫は4匹位飼っているYさんも、「いいから飼っちゃいなよ!」と言うし、仕方ないなと言い訳をしつつ飼い始めました。最初の頃は元の飼い主が現れないかと少しビクビクしながら飼っていました。
 このようないきさつでプータは我が家の一員となったのですが、最初はモザイクのアトリエの土間だけで飼って、板の間には入れないという事にしていました。しかし、そんな決め事は直ぐに無効となり、プータは家の中を我が物顔で歩き回るようになりました。それはどうしてかと云うと、家内が勝手に板の間に上がるのを許したからです。「足の間をすり抜けて入っちゃった!」なんて、適当な事を言って…。 思えばあの日、家の中をチェックして帰った日に、もうこうなる事は避けられない運命だったのです。実家に子供の頃から何匹も猫がいて、猫と同じ布団で寝ていたこともある家内。彼女にとっては、猫が家の中に居ることは当たり前のことなのです。猫を飼う事をためらっていた私に、下手に逆らうことはせず、土間で飼う事に同意したり……それこそ猫をかぶっていたのです。今から思えば、すべてはプータを一目見た時から飼いたいと思っていたという家内の謀略だったようです。でも、私も直ぐに、プータの虜になってしまったので何も言えないのですが。
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by mosaiquedodeca | 2008-11-20 08:57 | 猛描プータと愛犬クーコの話 | Comments(0)

2人展初日

 今日は2人展の初日でした。朝9時半頃に会場に行き、昨日の搬入時に出来なかった準備をやってお客様を待ちました。朝の内はポツリポツリと2〜3人見えただけで静かでした。「沢山、来て呉れるかな?」と不安そうな妻。そんな妻を残し、私はNHK文化センターの千葉教室に出掛けました。そこで「人体デッサン」の講座を担当していて、今日はその日だったのです。11時半頃に会場を後にし、再び会場に戻ったのは画廊の閉まる5時の10分前でした。その時はもうお客様は一人もいらっしゃらなくて「どうだった?」と妻に聞きました。幸いにも、私が行った後からひっきりなしにお客様が見えて、一人じゃ対応しきれなくて大変だったとの事。芳名帳を見ると30人位の署名がありました。結構な数の人に来て頂いたようです。有難うございました。
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 朝私がまだ画廊に居るうちはお客様はあんまり見えませんでしたが、ちょっと変わった訪問者がありました。画廊主の吉田さんの庭に勝手に住み着いた猫が産んだ、子猫の兄弟が2匹画廊の入り口に日向ぼっこに来ました。ピョコピョコと走り回ってじゃれついて、その姿の可愛いこと。家で飼っていた猫、プータはもっと大きくなってから家に来たので小さい頃を知りません。プータのことは前々から「子猫のうちから飼いたかったなあ」って思っていたので、子猫の兄弟を見て、プータもこんなだったのだろうか?なんて想像してしまいました。
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by mosaiquedodeca | 2008-11-18 23:57 | 展覧会情報 | Comments(0)

油絵二人展のお知らせ

 7月に「ガラスモザイク粟生野教室展」を行ったギャラリー古屋敷で油彩画の展覧会を開催します。私、小黒哲夫と川上弘子の二人展です。明日、11月18日(火)から23日(日)迄開いています。私は主に風景画を、川上は静物画を出品します。良かったらお越し下さい。

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by mosaiquedodeca | 2008-11-17 21:38 | 展覧会情報 | Comments(0)
 この間テレビを見ていたらナポレオンについてのアレコレをやっていました。「余の辞書に不可能の文字は無い」と言ったとされるのは正確には「辞書から不可能という文字を削除しろ」と言ったのだとか。そういったエピソードの紹介を、見るとも無く、聞くとも無く、なんとなくぼんやりと見ていたら、番組の最後に画面の下に“ナポレオンはセントヘレナ島で、1821年5月5日に死去した”という文面が流れました。その文字を目で追っていて思わず「えっ、ナポレオンは5月5日に死んだの?…。」と口に出してしまいました。ナポレオンのエピソードには特に気に止めなかった私ですが、5月5日に死んだという事実には反応してしまいました。近くに居た家内に「ナポレオンが死んだのは5月5日なんだってさ。」って言うと、家内も「へえ〜そうなんだ…。」と、私と同じ感想を持ったようでした。
 実は我が家モザイクハウスでは猫を飼っていました。その猫が死んだのが昨年の5月5日だったのです。奇しくもナポレオンと同じ日にあの世に召された事が判明したという訳です。「何が、奇しくも…なの?」っていう声が聞こえそうですが、このプータという猫は並みの猫では無かったのです。傑物というか、それこそ皇帝ナポレオンみたいな猫でした。

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 2007年5月5日の朝、外出しなくて良いようにプータの為に私が拵えてやった猫トイレの砂の上で、横になって動けなくなっていたプータを発見しました。ずっと具合が悪かったのでしょうが、猫は苦しいとか、辛いとか口に出しては言いません。活発に動き回ったりこそしなかったけれど、毎日普通にご飯をねだり、普通に寝ていたので、急に倒れるとは思っていませんでした。唯、痩せてやつれていたし、その上お腹に水が溜まって膨らんでいた為に動きは鈍くなっていました。お医者さんからは、お腹に水が溜まるのは何の病気にしろもう末期だと聞いていました。しかし、食欲が衰える訳でも無く、歩けなくなった訳でも無く、下の粗相をする訳でもありませんでしたから、私にしてみれば突然倒れたという感じでした。
 横になって手足の自由が利かなくなっていました。目は開けていますが、眼球は動かず何も見えていない風です。時々、「う〜〜〜ん!」と唸って全力で体を伸ばそうとします。その声はいかにも「何だチキショー、このやろう!」という感じの気迫の篭った唸り声で、自分の身に降り掛かったこの理不尽な事態に納得がゆかなくて、怒って抗議しているようでもありました。プータは戦っているんだ!と思いました。大きな段ボール箱に柔らかい毛布とタオルを敷いてやって、そっと抱きかかえて同じ恰好で寝かせてあげました。しかし、一人で戦っているプータにいかなる援軍をも出してやれません。何もしてやれない!と思ったら涙がポロポロ出てきました。覚悟はしていましたが、涙は止まりません。小さくなった頭をそっと指先で撫でて、只見守るだけです。
 こうして、発見してから一時間くらいで、プータは唸り声も出せなくなってその恰好のまま固まってしまいました。5月5日男の子の日に死ぬなんて、気の強いプータらしいとか、食い意地の張ったプータだから鯉のぼりを見て勘違いして食べに行ったんだとか、そんなことを家内と言い合って慰めました。

 1995年の秋に家内と私はモザイクハウスを建てて住み始めました。翌年の春頃に、不思議な模様をした、それこそ玉のようにまん丸い顔をしたかわいい猫が我が家の庭に顔を見せるようになりました。歳の頃なら中学生といったところで、体はほぼ成猫だけれど少しあどけなさの残った顔付きと体付きでした。手足が、短いけれど太くてガッシリとしていました。以前から家内はまん丸い玉のような猫が好きだって言ってましたから、一目見たときから飼いたいと思ったようです。残念ながら青い首輪をしていたので、何処かの飼い猫だと思いました。人間には全く警戒心を持っておらず、近くに寄っても逃げません。突然走り出したかと思うと木に駆け登ってこちらを悪戯っぽい目で見てたり、我々と遊びたがっているようなそぶりが見えました。それから時々家に遊びに来るようになりました。
                           つづく
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by mosaiquedodeca | 2008-11-13 13:25 | 猛描プータと愛犬クーコの話 | Comments(0)
 前回の教室の時にM・Eさんの巻貝がようやく出来あがりました。中々いい感じですが、回りをどうしようか?と悩んだ末に、こんな色ならどうかと決めたところで時間が来たのでした。今回はその背景作りです。M・Eさんがピースをカットする前にざっと並べてみたところで、隣りで作業していたY・Tさんが見て「その色はどうかな?」と疑問を差し挟みました。どれどれと思って覗き込んで見ると、確かにどうもしっくりいかない。それから、みんなでいろんな色のピースを当てはめて見ては、あーでもないこーでもないが始まりました。M・Eさんも今回の作品は全体の色の計画が出来てから始めたのではありませんから、いろんな意見に耳を傾け、思案中。その様子に、ふと我に返った私は、可笑しくなって一言「この教室は民主主義なんだなあ…。M・Eさんの作品なんだから彼女の独裁政権でもいい筈なのに、みんなで決めている」みんなそうい言やあそーだと納得しながらも会議は続行。そして、貝の赤茶色には青緑色が合うというところでようやく落ち着き、議会は閉会しました。民はそれぞれ自分の持ち場に戻って仕事再開です。しばらくして、コーヒータイムとなり、コーヒーを入れて来たH・K(教室外の人・画家)が、貝のモザイクを見るなり一言「この色おかしいよ!せっかく貝が良く出来てるのに勿体ない」。みんな、また集まって来て「う〜ん そうだね。確かにちょっとキツい、色が派手すぎるなあ」「どうしてかなあ、さっきは良いと思ったのに…」などなど、議会はたちまち再会。ここでM・Eさん思わず「ひえ〜! クーデターだあ!」
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by mosaiquedodeca | 2008-11-03 07:14 | ガラスモザイク教室 | Comments(0)