ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


by mosaiquedodeca
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ワインを使った料理

 先日スーパーで割引の赤ワインを買いました。処分品のみを並べた小さな展示台に乗っていたワインです。一見して私が買うにしては高そうなワイン。厚みのある深い色の、どっしりと重い瓶に入ったボルドー産のワイン。底に指を当ててみると、窪みが深い。これはいいワインに違いない!そう思って何故安売りなのか深く考えずに買いました。そして家に帰って夕食に開けたのです・・・が。 今になってみれば当然だと思うのですが、これが不味い。我慢して2〜3口飲んだけれど、やっぱり駄目。保存状態が悪かったらしく、腐っているとまでは言えないけれど、とても美味しくは飲めない。唯、ポリフェノールたっぷりの濃い色のワインでした。 以前同じような失敗をしているにも関わらず、またやっちゃったと思いました。10年前くらい(※1)と20年くらい前にも同じような事がありました。最も酷かったのは20年くらい前の件です。画家仲間での貧乏(スケッチ)旅行中。コンビニが今のように田舎町の津々浦々まで普及する前の、いわば田舎のコンビニエンスストアーといった感じの、お酒以外でも何でも売っているような酒屋で、年期の入っていそうな赤ワインを買いました。安宿で皆と開けてみたら、赤ではなくて茶色。そうです、赤ワインなのに茶色くなっているのです。しかし、過去に茶色いワインを飲んだ記憶がよみがえりました。フランスに居た時、友人の家で自分の生まれた年くらいに作られたワインを振る舞われたことがありました。25年以上前のワイン。みんなでグラス一杯ずつ飲みました。それはその時まで、そしてその後も飲んだ事が無い位味わいのある、美味しいワインでした。その色が少し茶色っぽかったのです。そのことを思い出し、もしかしたら美味いかも・・という淡い期待は、勿論!大はずれでした。美味いどころか腐っていたのです。銀座辺りのワイン専門店で買ったのならいざ知らず、茶色いワインがまともな筈がないですね。口をつけてしまったけれどお腹を壊さないか心配になる程ひどい味でした。 さて、腐ってはいないけれどおそらく適正温度では保管されていなかった赤ワイン。どうしたものか・・流してしまおうかとも思いましたが、あるアイデアが浮かびました。不味いが濃いワインの味から、南フランスのホテルで食べたある料理の事が思い出されました。 “Coq au vin“ (コック.オーヴァン:鶏肉を赤ワインで煮込んだ料理)を作ったらどうか? ワインとして飲むなら不味いが、煮込んだら美味しそうだと思ったのです。 ネットで作り方を調べたら出ていました。翌々日プリントアウトしたレシピを片手に段取りを確かめながら作りました。大成功でした。やはり濃い赤ワインがこの料理にはぴったりでした。ブルゴーニュのワイン(※2)だったらこんなに美味しくはならなかっただろうと思います。ホテルで食べたそれの味は随分前なのでおぼろげです。しっかりと覚えてないという事はそれほど美味く無かったのかも知れません。多分今回自分で作ったのの方が美味しいと思います、家内は随分感激してくれましたから。最も、家内は僕が作る料理はたいてい何でも褒めてくれますが・・・何故かと言うと自分が作らなくて良いから、楽ですもんね 皆さんも間違って、逝っちゃったワインを買ってしまったら是非作ってみて下さい。捨てずに済みますし、多分美味しい料理が出来ます(腕次第)。今度は「豚肉か牛肉でやってみてよ」と家内。牛肉の赤ワイン煮込み料理は存在しますから美味しいに決まっていますが、豚肉はどうだろう? 機会があったらやってみようと思います。

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  後日作った豚肉の、Coq au vin (否 Porc au vin) この時は煮込み時間が足りず、いまいちでした

※1
10年程前の1件は、近所のコンビニで買ったワインがやはり駄目になっていました(おそらく長い間売れずに展示棚に置かれていて暖められた)。これは返品しに行き、店主も応じてくれました。

※2
私の意に反して、なんと “Coq au vin“ の発祥はブルゴーニュだそうです。私はボルドーか、スペインやイタリアの濃いワインの方が絶対美味しいと思うのですが・・・。そもそも自分はブルゴーニュのワインはあんまり好きではありません(安物しか飲まないからでしょうが)。ボジョレーヌーヴォーなんて高い割にそれほど美味しいと思ったことがありません。いったい何をあんなに有り難がっているのか、気が知れません。しかもわざわざ空輸して世界中で同じ日に一斉に栓を開けるなんて・・・と、自説を主張するあまり、毒づいてしまいました。

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by mosaiquedodeca | 2017-07-01 14:16 | Comments(0)