ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


by mosaiquedodeca
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

レジェンド?

 最近気がついたことですが、ユーちゃんはとても家族愛が強い犬です。と言うのは、家内と私とユーちゃんの3人で外出する際に、家族全員の動向を気にする行動を取るからです。散歩の時に家内がリードを引いて、後ろを足の遅い私が歩いていると少しずつ遅れていきます。しばらくすると何メーターか距離が空きます。するとユーちゃんは必ず足を止めて振り返って私が追いつくのを待っています。体は前を向いたまま首を180度まげて、ちょっと心配そうな “困った顔” でじっと私を待っています。それはまるで出来の悪い、愚図でのろまな子の面倒をみている母親のような感じなのです。
 散歩から帰って家に入る時も同じような行動をとります。クーコは私達に遅れまいと慌てて家の中に入ろうとしました。ドアを開けると私達の脚の脇をすり抜けて必ず一番に入りました。それを見ていつも『一等賞!』と声を掛けていました。しかし、ユーちゃんは同じように一番に入りますが、そこからが違います。私達2人が中に入って、鍵を閉めて、靴を脱いで板の間に上がるまで待っています。最後の人が入り切るのを確かめてから居間に入ります。 “1人も欠けてはいけない” と思っているみたいなのです。

b0143231_18203025.jpg
     全員揃ったので定位置へ

b0143231_18211175.jpg
     ホッとしたような満足そうな顔です


 我が家に来るまで預かって下さっていた方(海ママさん)から、おそらくユーちゃんは野良になってから独りで子犬を産んで育てていたこと、ダニにビッチリ食いつかれながらも必死で守っていたことなどを聞いています。預かられてからも、子犬達の面倒をみて、叱るときは叱ってちゃんと躾をしていた立派な母犬だと。
 そんなユーちゃんはなかなか貰い手が現れず、長いこと(七ヶ月間)海ママさんの “預かりブログ” に登場していました。体毛の色と模様のあり方がクーコに似ていたことから私達の目にも留まり、以後毎日ブログを見ていました。次はどんなことが書かれているか、ユーちゃんの様子はどんなかをいつも気にしていました。更新してない日があると、どうしたんだろう?とヤキモキしました。
 それは私達だけでなかったようです。同じように毎日ブログを見ていた人が沢山おられました。つまりユーちゃんのファンがいっぱいいたのです。それが分かったのは私達の家にトライアル(お試しに飼う期間)が決まったという記事に寄せられたコメント数が過去最多だったと伺った時です。沢山の方がユーちゃんの行く末を心配しておられたのです。私達もそのコメントを読みました。沢山の暖かい言葉が寄せられていて、ユーちゃんを幸せにしないとその方達に “叱られてしまう” と緊張してしまいました。海ママさん曰く、ユーちゃんは “伝説の犬” なんだそうです。

 ところがユーちゃんは我が家に来てからは、酷い環境の中で健気に子供達を守っていた立派な母犬だったなんてことはちっとも感じさせませんでした。ヤンチャで甘えん坊の男の子のような犬にしか見えませんでした。保護されてから七ヶ月、他に沢山保護犬(子犬)がいたものの、安心安全なお家の中で可愛がられて生活していたからでしょうか、すっかり家庭犬になって我が家に来たみたいです。

 甘えん坊振りを発揮したのは最初の日の夜からです。ベッドの脇に長座布団を敷いてあげたのにそこには眼もくれず私のベッドに上がって来て、掛け布団の上でピッタリくっついて寝ました。翌日か翌々日には布団の中に潜ってきました。まるで猫みたいです。その時は冬でしたが、夏になったらさすがにベッドには上らずに長座布団あるいは床板の上に寝っ転がるようになりました。夏の盛りが去って少し涼しくなってきたら、途端にまたベッドに上るようになりました。今は私の足元に丸くなって寝ています。蹴っ飛ばさないように気を使います。また寒くなるに連れて足元からだんだん上に上がってくるのでしょう。

b0143231_18223468.jpg
    ソファーを占領

b0143231_18232123.jpg
    ・・・


 家内の使っている居間のソファーはユーちゃんの定位置の1つになりました。常に半分以上占領しています。家内がそこで横になると背もたれと家内の間の狭い隙間に(細長くなって)挟まれています。窮屈だと思いますが目を閉じて幸せそうな顔をしています。しかし油断禁物です。時に四肢を突っ張ってソファーから家内を落とそうとするような動きをします。実際落とされそうになって家内は慌てています。何と言うか・・我が物顔ですね。

 やんちゃな事で言えば、散歩の途中犬を見れば必ず吠えかかるし、犬に限らず猫でも鳥でも飛びかかろうとします。追っ払おうとしているのでしょうか。時には何が気に入らないのか、人にも逆毛を立てています。クーコは時々人に吠えていました。いかにも怪しげな人、例えば登山服みたいな格好をしていた人などに。そしてキャーキャーはしゃいで走り回っている子どもにも吠えていました。子どもの場合は「騒ぐんじゃない!」って叱っているような感じでした。クーコは庭にいるのが好きで日中は外に繋ぐことが多かったですが、朝晩クーコに吠えられている小学生は、私達の姿が見えないと、「ば〜か!」なんて言って通るくらいでした。ユーちゃんは吠えかかったりはしませんが大体誰にでも逆毛を立てます。私達以外は総て敵だとでも思っているのでしょうか?
 私との散歩では、躾けが効いたみたいで、滅多に犬猫に吠えかからなくなりました。しかし家内と一緒の時は相変わらずイケイケのようです。
 ユーちゃんのヤンチャぶりは、例えば(最初からそうでしたが)庭の奥に繋がれている犬に対してわざわざ喧嘩をふっかけるところです。相手が、気がつかないか面倒くさがっているのに挑発するのです。反応するまでそこに留まって吠えます。そしてとうとうその犬が怒り出すと、さっさと逃げます。その犬が大型犬でも関係ないのです。シェパード、秋田犬、大型のミックス犬、何でもござれです。

 私達の目からは母性溢れる立派な母犬、 “レジェンド” にはあんまり見えなかったユーちゃんですが、冒頭に書いたように最近の行動は、子連れだった時のことを彷彿とさせます。3人揃わないといけない、 “1人も欠けてはいけない” と思っているらしいところなど、家族としての意識が強いのかなと思います。
 もしかしたら他の犬猫に突っかかって行くのは家族を守る意識からなのか? そしたら、彼女にとって私達は “子犬” なのでしょうか? まさか子犬とは思っていないでしょうから、外敵から身内を守ろうとする習慣だけが残ってしまったのかも知れません。もともと喧嘩っ早い性格かも知れませんが、過酷な過去の話を聞いているので、そんな風に思わなくもない、今日この頃です。
[PR]
by mosaiquedodeca | 2016-09-21 18:29 | 猛描プータと愛犬クーコの話 | Comments(0)