ガラスモザイクに関する様々な事を綴り、紹介するブログ


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新しい家族

 我が家に家族がひとり増えます。優華ちゃんです。我が家での名前はユーキとなります。漢字だと「友生」です。友(共)に生きる新しい家族です。

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 実はクーコ(空子)は、私たち夫婦と16年間一緒に暮らしましたが、今年の8月3日に天国に行きました。病気でした。そのことについてはいずれお話しようと思います。病気の苦しさは除いてやれませんでしたが、寂しい思いだけは最後までさせませんでした。そういう意味では幸せなまま送ってやることが出来たと思います。

 さて、ユーキちゃんですが、どういう経緯で家に来るのかというと、里親募集サイトに応募したからです。私たちはクーちゃんが亡くなって暫くは思い出に浸っていました。しかし、一ヶ月位経った頃から家内が犬猫の里親募集のサイトを見始めました。最初はただ見ているだけでしたが、やはり、可愛い子がいれば気になります。そのうち、家で飼えそうな子を探すようになりました。私は半年から一年くらい間を置いてから考えたいと思っていたので、あんまり見ませんでした。ところがある時、「ねえねえ、これ見て!」と興奮して、見るように促されました。クーコに似ている犬がいると言うのです。見てみると、確かに似ていました。それが優華ちゃんだったのです。

 私は家内に “今度犬を飼うとしたらクーコとは全く似ていない犬がいいんじゃないか” と言っていました。親ばか丸出しですが、クーコほど可愛いい犬は世の中に存在しないと思っていました。だから、まったく違う感じ(種類?分野)の犬、比較出来ないくらい離れた個性の犬が良いと思っていました。大体私は、犬どころか、「猫はプータ、犬はクーコで充分、次に飼うとしたらどんな動物だろう?無理だけど牛(丑年が明けました)がいいな」なんて言っていたくらいです。

 さて、元々プータもクーコも私たちが何かアクションを起こして我が家に来たのではありません。プータは自分で我が家を選んで来たし(モザイクハウスの猫プータ:その2)、クーコは瀕死の状態で家の裏に居たのを保護しました(ちんちくりんな犬)。私たちにとっては2匹共、神様からの贈り物みたいなもので、私は “望んでいればまた神様が縁を下さるに違いない” なんてのんきに考えていました。が、家内は違ったようです。よく聞くペットロス症候群とはどんなものか分かりませんが、若干そうだったのかも知れません。

 保健所から犬猫を預かって、飼いながら(預かりながら)里親を探すというボランティアをなさっている方がいらっしゃいます。そういう方はブログを立ち上げ毎日のようにその様子をアップして、里親を探していらっしゃいます。家内はそういうブログのひとつ(海ママのドタバタ預かり日記
)から優華ちゃんを見つけました。以後毎日楽しみに見ていました。つられて私も見る事が習慣になりました。

 優華ちゃんは妊娠した状態で捨てられて(おそらく)、ひとりで出産し、必死で子どもを守っていたらしいです。子連れで保健所に保護されたのを海ママさんが引き取ったということです。子犬の方は殆ど貰い手がついたそうですが、優華ちゃんは残っていました。ブログを遡ると半年くらい前から登場していますが、中々縁を掴めないようでした。

 私たちは(自分たちの)年齢を考えると、子犬を育てるにはちょっと不安がありました。最長を考えて、20年間面倒を見切れるか? また、子犬の場合どこ迄大きくなるか育ってみないと分かりません。もし15キロ以上になったら体力的に無理になります。優華ちゃんはそういった条件にぴったり適っていました。しかし、何より私が応募しようと決めたのは、優華ちゃんの表情が苦労人のそれだったからです。人に飼われていた犬が妊娠したまま野良となって、ひとりで子どもを産み必死に守ろうとしている状況を想像し、そんな経験をした優華が愛しくなりました。この子に貰い手が無いのなら是非自分家に、「ようこそ我が家へ!」と迎えてやりたいと思いました。しっかり者の優華ちゃんを可愛がって、甘えさせてやりたいと思いました。不思議な事に、毎日見ていたら、体の模様、体格こそクーちゃんに似ているけれど、まったく別の犬に見え始めました。クーちゃんはクーちゃんで一生忘れる事は無いけれど、優華ちゃんにその面影を重ねるようなことは無くなりました。

 一週間程前、私たちはお見合いをしました。海ママさん家に伺ったのです。玄関を入ると何匹も犬が寄ってきて大歓迎を受けました。中でも優華ちゃんは熱烈歓迎してくれました。2時間程おじゃましましたが、その間懐いて貰おうといろいろ構ってあげました。優華は私の所に来たり、家内の所に行ったり、海ママさんの所に戻ったり、そしてまた私の所に来たり、あっちこっちで可愛がって貰えるので行ったり来たりしていました。

 そして、私が顎と背中をやさしく撫でてあげていた時です。暫くの間優華ちゃんはまったりして、私に身をまかせていました。その時思わぬ光景を見ました。ふと見ると、海ママさんが涙ぐんでいるではありませんか。もう一人、立ち会って下さったぷーままさん(ぷーさんと保護っ子)も泣いています。今迄のことを思うと感極まったのだそうです。びっくりしましたが、話を聞いて納得しました。保健所の檻の中で、痩せて汚れて、ダニにビッチリ食いつかれて居た時から見ている訳ですから、感慨もひと塩なのでしょう。子供達を抱えて必死に守っている健気な優華ちゃんを知っている訳ですからね。実は既に、里親に応募した時の私たちのアンケートに書いた内容を読んだ時、泣いたのだそうです。 “とうとう優華ちゃんにピッタリの貰い手が現れた” と思っただけで涙がでてしまったらしいです。なんという心の持ち主なのでしょう。この涙は彼女達にしか流せないない涙なのですね。そのような思いをいっぱい抱えてこのボランティアを続けていらっしゃるのです。頭が下がります。優華ちゃん改め「ユーキちゃん」を、クーちゃんと同じように、いっぱい可愛がってやろうと改めて思いました。


 そしてとうとう一週間が過ぎ、今日ユーキちゃんが来ました。これから1ヶ月のトライアル期間となります。子犬は2週間、成犬は1ヶ月間問題なく過ごせば正式に家族になります。海ママさんとぷーままさんが連れてきて下さいました。3時間程、予防接種の事を伺ったり、契約書を書いたり、ユーキの様々な事を聞いたり、プータとクーコの写真集を見てもらったり、楽しく談笑しました。そしていよいよ一番心配な瞬間です。海ママさん達のお帰りの時となりました。「見送りには出ないでください」と言われ、サッと玄関を出て行かれました。ユーキは付いて行こうとしましたが、リードを持って制しました。扉の方をを見て3回「く〜、く〜、く〜」と切なげに鳴きました。気を紛らわせようとカリカリを2粒食べさせようとしましたが、目もくれません。その後もしばらく落ち着きませんでした。試練の時ですね。しかし、これをなんとか乗り切って貰わねばなりません。ずっと体に触っていてあげました。今も右手でキーボードを打ち乍ら左手はずっとユーキちゃんの背中です。時々手を離れて窓の方に行って外を見ます。海ママを捜しているのでしょうか・・・

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            この顔はクーコにそっくりです

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この頭と背中の体毛もクーコにそっくりです。写真だけ見るとクーコが帰ってきてくれたみたいです。

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新しい居場所を見つけたようです。目を閉じて眠っています。リラックスしている様子ですが、この時は海ママさんが帰る前でした。
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by mosaiquedodeca | 2015-12-04 16:18 | 猛描プータと愛犬クーコの話 | Comments(0)