帆引き船
2008年 12月 26日
ガラスモザイク教室のSさんの帆船の絵が完成しました。半年ほど前にこの帆船を作りたいという話を聞いたのですが、その時はどういう物か良く知りませんでした。昔、霞ヶ浦でワカサギ漁に使われた船なのだそうです。今は観光として運行されているそうです。週刊誌を読んでいたら、なにやら皇太子殿下にご披露する程有名な船らしいことが書いてありました。そこでちょっとネットで調べてみたらこんな記事が…。
「坂本九と言えば60年代、世界的にヒットした「上を向いて歩こう」。この国民的歌手の祖父、坂本金吉は、じつは秋田県八郎潟地方に霞ヶ浦の「帆引き船」を伝承した人でした。・・・」
あの坂本九さんにも関係があるなんて意外だったのでご紹介しました。
さて、それはともかくSさんの作品はさわやかな空気感が出ていて素晴らしい出来となっています。晴れた空に雲がポツポツと浮かんで、初夏(※)の心地よい風に帆を膨らませて進む帆船。漁はどれほどの労働なのかわかりませんが、たとえきつい作業であったとしても気持ちが良さそうです。清潔な色彩感にあふれたこの絵はまるで、シスレーやシニャックのような初期の印象派の作品のようです。
印象派といえば、モザイクは印象派の点描に通ずるところがあります。特に後期印象派のゴッホの作品とはかなり共通点があり、ゴッホのタッチの表現力はとても参考になります。しかし、それを話し始めるととても長くなりますので、それについては機会を改めてい書くことにして、今日の所はSさんの作品のご紹介にとどめておきます。
※ ワカサギ漁自体どんな季節に行われるのか知りませんので、“初夏”というのはあくまでこのモザイク画を見た私の印象ですが……。
「坂本九と言えば60年代、世界的にヒットした「上を向いて歩こう」。この国民的歌手の祖父、坂本金吉は、じつは秋田県八郎潟地方に霞ヶ浦の「帆引き船」を伝承した人でした。・・・」
あの坂本九さんにも関係があるなんて意外だったのでご紹介しました。
さて、それはともかくSさんの作品はさわやかな空気感が出ていて素晴らしい出来となっています。晴れた空に雲がポツポツと浮かんで、初夏(※)の心地よい風に帆を膨らませて進む帆船。漁はどれほどの労働なのかわかりませんが、たとえきつい作業であったとしても気持ちが良さそうです。清潔な色彩感にあふれたこの絵はまるで、シスレーやシニャックのような初期の印象派の作品のようです。
印象派といえば、モザイクは印象派の点描に通ずるところがあります。特に後期印象派のゴッホの作品とはかなり共通点があり、ゴッホのタッチの表現力はとても参考になります。しかし、それを話し始めるととても長くなりますので、それについては機会を改めてい書くことにして、今日の所はSさんの作品のご紹介にとどめておきます。
※ ワカサギ漁自体どんな季節に行われるのか知りませんので、“初夏”というのはあくまでこのモザイク画を見た私の印象ですが……。
by mosaiquedodeca
| 2008-12-26 09:23
| ガラスモザイク教室